アニメ「アイドルマスター」第16話感想

今回は“個人的”にやや不満の多い回だったので、ちょっと愚痴り気味。
不快にさせちゃったらごめんなさい。

※ネタバレ含みます

……う〜ん、正直今回はいまいちでした。
前回が神回すぎた分、落差が〜ってのもあるんでしょうがねー。

単純に話としてもあんまり面白くなかったし、響回としては個人的にガッカリなレベル。
今まで響って動物と明るくはしゃいでる部分ばかりが強調されていたから、
メイン回ではそれ以外の側面も掘り下げてほしいなーと思っていただけに……
別に動物ネタがだめって訳では無いんですが、あいつらに尺を割きすぎて響の心情とかがあんまり描かれなかったのがなー。
もう実のところ響回というより、響のペット回って感じでしたしね。
定番の動物と喧嘩するネタをやるにしても、それを通して響の今までにない一面を描写してほしかったところ。


まあ今回は、メインストーリーも並行して進めていたせいで話作りに制限があったってのもあるのかな。
後半の本筋と思われる961プロとの対決話も、今回Pと黒井社長が対面するという進歩を果たしましたし、
冒頭に今後やると思われる千早の過去話に関するシーンもねじ込まれてましたしね。
後半は7〜9話のような、完全に○○回に特化したエピソードはもう無いのかもしれません。
(どこかのインタビューでそんな話が出ていたような……)

それでも残った響・真・貴音・律子の話をちゃんとやってくれるのはありがたいんですが、
本筋のせいでキャラ個別回としてのクオリティが下がるのはなんだかなーって感じなんですよね。
個人的には、今回は961プロの話を混ぜたせいで響回としては微妙になっちゃった気がしました。
961側が響のエピソードに全然絡んでないのが問題だと思うんだよなー。
(響とペットの間だけで問題が完結してるし、妨害をしかけるのが961である必然性がない)

例えば、SPの頃の響にそっくりと言われる冬馬と対比させる構造とかにすれば、
響のキャラクター性も掘り下げられ、同時にジュピターも目立って一石二鳥だったと思うんですが……
でも2の世界ではSPは無かったことになってるから、その辺ややこしいんですよねー。
響が一人で寂しいけどがんばっているみたいな話も、765の仲間に囲まれている今となっては描きづらいし。
上京してきたばかりのころの回想話、みたいな形をとればいけそうですがw
……うーん、やっぱ響というキャラクターを描くのはなかなか難しいのかもしれないなぁ。


あ、それと今回もう一つ不満だったのが、「ひとりぼっちの気持ち」というタイトルが上手く回収されていないように思えること。
今回響が独りぼっちだったのはハム蔵が響の元を離れていた間だけですが、
そこで描かれたのはペットの寂しい気持ちを察してあげられなかったことへの後悔であって、響自身の「ひとりぼっちの気持ち」ではないんですよね
響じゃなくて動物の気持ちを指していたのかもしれませんが、別に響がいなくても動物たちは「ひとりぼっち」ではありませんし、
「そもそもそれは響回としてどうなのよ? もはや動物メイン回じゃん」と言いたくなるw


何か批判っぽいことばかり書いてきましたが、EDが新曲だったのは凄く嬉しかったです。
響・貴音は他の子と比べると持ち歌の数が少ないですからね。
正直8話のときは、「あずささんに新曲2つも用意するくらいなら響と貴音に回してやれよ」って思ってましたw
(片方はあずささんというより「竜宮小町の曲」って感じでしたが)
貴音回でも新曲を用意してくれているといいなー。

次回予告


やけに雪歩のテンションが高いと思ったら真回だったwww
個人的に雪歩の「真ちゃん大好きネタ」はあんまり好きじゃないんですが、まあ予告だからいいか。
それに、あくまで「真がカッコいいから必見」みたいなニュアンスならわりと抵抗はありませんね。
15話でもそんなに不快感とかありませんでしたし。

今回の予告にも冬馬と黒井社長の姿が映っていましたが、響回くらいジュピターが介入してくるのかな?
それならもういっそ、北斗と絡めて双方ともキャラ立てしてほしいところ。
まあ、出来自体がよければどんな形のエピソードでも構いませんがねw

今週のお気に入りカット


犬が苦手な者同士の会話が凄く微笑ましかったです。
過去のエピソードの設定をちゃんと拾ってくれるのは嬉しいところ。
雪歩とPの絡みはもっと見てみたいなー。


ギャグととるべきかシリアスととるべきかちょっと困惑してた回だったんですが、このハム蔵ビンタではつい吹き出しちゃいました。
今回はいぬ美メインかと思いきや、やっぱり一番活躍したのはハム蔵だったというw
もう完全にアイマスのマスコットポジションをものにしましたね奴は……


いぬ美何やってんだおい。
お願いします替わってください


いろいろあったにも関わらず、爽やかに謝る響きが愛らしい。
それにこのカマっぽい番組ディレクターにもなかなか好感が持てました。
番組を面白くするためには、ジュピターより響だと感じ取れるのがプロって感じ。


動物すら虜にするとか、凄いけどもはやネタの領域ですよ北斗さんwww
やっぱいろいろとおいしいキャラですねー。

今週のおすすめ動画

今回は響祭りでお送りします。

カンペキなお日さま・前編【アイマス紙芝居】

設定はSP時代のものですが、響のために動物が奮闘するというシチュエーションは今回と同じですね。
というか、今回のお話を見ているときにこの動画を思い浮かべていたくらいです。
これが発表されたときは、まさかハム蔵が公式で大活躍するとは思ってなかったなーw

FAIRY on FIRE〜我那覇響の9.18

響と冬馬を対比させつつ、旧961組*1とジュピターの熱いバトルを描いた傑作。
てっきり響回にジュピターが絡むのなら、こういう構図になるかと思ってました。
まあ、ここまでやると完全に響が主人公状態になっちゃいますがw

アイドルマスター 我那覇 響 Dandelion 【MMD】

沖縄からはるばる上京してきた響の過去と現在を鮮やかに描いた作品。
映像の美しさに浸るもよし、背後のストーリーに思いを馳せるもよし。

アイドルマスター TRIAL DANCE(EUROBEAT MIX)

アニメではハム蔵のテーマみたいになってましたが、本来はすっごくカッコいい曲なんですよ。
クールにmixされた音源とともに、踊る響のカッコよさを感じてもらいたい。

ひびきんπタッチ

最後は公式のコミュニケーションシーンから。
響の魅力を語るうえでは外せない動画だと思うんですが、これを紹介すると僕が変態扱いされそ(ry

何故響はあんなにもいじめたくなるのか、これを視聴すればその答えがきっと見えてくるはずっ!

*1:響・貴音・美希はPSP版では961プロ所属のライバルという設定だった