徐々に物語の核心が見えてきた!? アイマスクエストⅣ 108話 「目覚めし勇者の見る夢は」 感想

アイマスクエストⅣ 108話 第八章12「目覚めし勇者の見る夢は」

マスクエの感想をキーワード検索で探してうちに来てくれる人が何人かいらっしゃるんですが、
うちのブログって、何故かたまに検索にかからないことがあるんですよね。
一応101話以降は毎回書いているので、もし最新話があがった数日後に検索で見当たらなかったら直接このブログにきてほしいです。
というわけで以上、唐突かつ狡猾な宣伝タイムでした。
こんな駄文を書き散らしているブログを薦めるのはやや気が引けるんですが、自分の好きな動画の感想を検索して探すような人には是非見てもらいたいという思いがあるので。
……まあ、今回の記事が検索に引っかからなかったらこの文章の意味が全くないんですけどねw

※以下108話のネタバレ含みます

やっぱりアイマスエストは凄い、うん。
ここまでの8章は砂漠やデスパレスの戦いなど、閣下・ピサロ陣営(+アイドルたち)の豪華バトルが目玉だったように思えます。
しかし閣下がいなくなりその均衡が崩れた今、もしかしたら今後は盛り上がりに欠けるのではと少し心配していました。
……でも、そんな心配は無用でしたなーw
バトル面での盛り上がりはありませんでしたが、ようやく閣下の過去についての本格的な掘り下げが始まり、「ついにきたか」とぞくぞくするような不思議な興奮を感じる……そんな一話でした
壮大な物語の謎が少しずつ紐解かれていく感覚がたまりません。
そしてその一方で、また新たな謎が生まれるのが憎いんだよねw

今回の肝はなんといっても、春香が見る夢を通して語られる閣下の過去でしょう。
それにしても、「夢」を利用して過去を描いてきたのは絶妙ですね。
閣下本人がペラペラしゃべるとは思えないし、今回の夜の帝王のような第三者からの発言では、客観的な視点になってしまう。
しかし夢という形をとることで、閣下本人の視点から視覚的に描くことが出来る。
なるほどこれは上手いと感心しながら見ていたら、ラストでしっかりと夢が見える理由づけもされていてさらに唸らされました。
閣下が封印されたことが、こんな形で活きてくるとはな―。

今回描写された夢の内容は全部で4つ。
・地獄の帝王が苦しんでいる(?)光景

・女エスタークがマスドラを退ける→しっぽつんつん

・女エスタークが自分にタロットの光を放つ(?)
 人からも魔物からも迫害される女エスターク→怒って竜王を召喚し、周囲を怯えさせる男エスターク

ドラクエ2のロトの子孫3人の冒険

時系列的には、上のものほど最近だと考えるとわりとしっくりくるような気がする。
2のシーンが出てきたところで、「エスタークローレシア&ムーンブルグ!?」と反応するコメントがありましたが、
それだと男人格が呪文・女人格が剣の達人という設定と合わないので、閣下の過去はまだまだ遡りそうだなー。

……というかそもそも、エスタークが二重人格者だったってどういうことだよおい!
全く予想できてなかった展開なので、物凄く衝撃的でした。
今までそういうことを匂わす描写ってあったかな?
また過去の話を見返さなきゃならんのか、う〜んw

エスタークと女エスタークの関係などは考え出すとキリがありませんねー。
でも女人格が迫害されているところで、男人格が周囲を追い払うところは何かこうこみ上げてくるものが……
マスドラの尻尾をつんつんしていた辺りはいつもの閣下って感じでしたが、あのときは果たしてどんなことを考えていたんでしょうかねー。
そして女人格が現在の閣下だとして、男人格の方は今どうなっているのか?
いろんな可能性が考えられますが、予想を嫌う人もいるだろうから僕の胸の中に秘めておきますw

後気になったことと言えば、「勇者に降りし姿無き神」の話かな。
コメントでも多く言及されていましたが、プレイヤーのこととも取れるような設定でしたね。
話の真相ももちろんですが、何よりこの話を聞いた後の春香の動揺ぶりが気になりました。
勇者だからこそ感じ取れる「何か」があるのでしょうか……

そして一連の夢を通して春香が出した結論は「閣下を消すことはできない」
やよいは分かりませんが、他の仲間たちにとっては受け入れがたい結論だろうなぁ。
さらにこの流れはルビスが仕込んだのではないかという衝撃的な疑問が浮上。
ルビスもホント謎だらけの存在だなーw
同じ神々でも、やはりマスドラとは知識も立場も違うのでしょうか。
というか、マスドラがどこまで物語の核心に近い存在なのかも疑問なんですよね。
夜の帝王でも知っていた程度のことは把握していると思いますが。
ルビスほど閣下の全てを知ってはいないのか、それとも全てを知ったうえで今の立場にいるのか……
何だかんだで、ドラクエ4の世界を語るうえでは外せない存在なんだよなー。

まあそんなことはともかく、この構図凄くいいですよね。大好きです。


……う〜ん、やっぱり今回の感想は閣下関連のことばっかりになっちゃったなぁ。
他にも語りたいことがいくつかあったので、おまけ感覚で軽くふれるとしましょう。

・小ネタが素敵!

氷の刃>天空の剣・キラメの翼・挨拶「あふぅ」・天空への塔のトラウマなどなど、何気に秀逸なネタがたくさんつまった一話でした。
そんな中でも一番笑ったのは、

まあやっぱり、バロンの角笛ネタですわなwww
天井衝突までは読めていたものの、馬車だけ来る展開はさすがに想定外でしたよ。
初回・真騎乗時・そして今回と、まさか三度もこのネタでやられることになるとは……w

・はるやよは癒し!

春香とやよいのコンビがね、もうたまらんのですよ。最高!
2人の掛け合いが本当に微笑ましくて、塔を登ってるときとかニヤニヤしっぱなしでした。

このカットにどれだけ僕が癒されたことか……

一方シリアス的にも素敵な要素が多く、特にこのシーンは胸に迫るものがありました。

やよいは本当に春香を大切にしているんだなーとしみじみ。
閣下を消せないという春香の態度はもしかしたら仲間に不信感を抱かせるかもしれませんが、
やよいは絶対に春香の味方であり続けるだろうという圧倒的に信頼感があります。
マスクエのキャラクターの関係って、まこまみ・ちはゆきいお・みきあずのような、同じ章の者同士が特別結びつきが強いんですが、はるやよは章の垣根を越えて厚い関係を築きつつありますね。
「やよいのパートナーは?」と問われたら昔ならスコットを挙げていたでしょうが、今だと春香になるかもなー。

ピサロの目指すもの


ピサロの作り上げた、秘法によって大人しくなった魔物たちの村。
そしてそれを見て、希望に目を輝かせるロザリー。
ピサロ編やマーニャ編の影響、それにBGMの「花」も相まって、凄くグッとくるワンシーンでした。
マスクエは魔族サイドの話もホント素敵なんだよなぁ。
闇を集め、魔物を全て消し去ろうとした(らしい)エスターク
秘法で魔物たちを穏やかにさせ、異種族間の共存を目指している(?)ピサロ
方法は違えど、どちらも平和を目的としているであろうことは一緒なんですよね。
まあ、魔族のピサロが閣下と同じ方法をとるのは不可能でしょうが。

賢者を目指すイエティの姿も身に沁みるものがあったのですが、後にコメント付きで見るとすっかりギャグシーンにw
そういう目で見なかった僕はピュアな心の持ち主ってことですね、うん。