アニメ「アイドルマスター」まとめ感想 その3(総評)

アニメ「アイドルマスター」まとめ感想 その1(各話振り返り)
アニメ「アイドルマスター」まとめ感想 その2(キャラクター評)

↑の続き。
(アニメ放送当時の記事が絶賛気味だった反動か、ややネガ気味になっちゃってますw)
細かい点はだいたい書きつくしたので、あとは全体を通しての大まかな感想など。
※以下ネタバレ含みます

正直なところ、放送前はアニマスに対してそこまで期待していませんでした。
いやもちろんアニメ化自体は嬉しかったんですが、
これだけメインキャラがたくさんいたら、たった25話ではキャラが可愛いだけの作品で終わっちゃうんじゃないかなーと。

しかし蓋を開けてみると、そんな予想はどんどん覆されていきました。
初期は丁寧に下積み時代を描こうとしてくれていることに素直に好感がもてました。
5,6話辺りで「おおっ」と思わされ、個人的良回だった7話は手放しで絶賛。
10話でDS組登場のファンサービスに歓喜し、
11・12話では美希関連のゴタゴタに不安を覚え、そして無難な解決に安堵しました。
そして1クール目締めの13話、心から熱くなれるライブがそこにありました。

ハイクオリティな新OPと共に幕を開けた2クール目には、前半をさらに超えた素晴らしい展開が待っていた。
特になんといっても20話、創作物で涙を流したのなんてホント数年ぶりでした。僕にとっては宝物のような一話です。
他の回も本当に安定していいものを見せ続けてくれました。
やたらと16話が叩かれるのも、平均的なクオリティが高かった故ではないでしょうかw

全体を通して一番強く感じるのは、「アニメだからこそのアイマスをきっちり見せてくれたなぁということ。
「団結」をテーマに掲げ、12人のアイドルと2人のプロデューサーが一致団結して前に進む姿は、ゲームでは描き切れないものでした。
仲間に囲まれて、笑顔で歌う千早の姿などはまさに新境地。
他にもいろいろと褒めるべき点はあるんだけど、まずはそこにふれておきたいですね。

後は、基本一話完結でありながら、積み上げてきたものが後半に活きてきて全体で一本筋の通った物語になったこと。
アニメの知識は無いんだけど、おそらく高かったと思われる作画の質。(気になったのは21話Aパートくらいでした)
アイマス最大の利点ともいえる過去の膨大な曲、そして新たに生まれた名曲の数々。
……こんなところが印象深かったかな?
もちろん不満な点もあるんだけど、それは全体を見通しての大きなものでは無いので、基本的には満足していることは間違いないです。
むしろ出来がいいだけに、より求めたくなっちゃうみたいなw

あ、強いて大きな不満点を挙げるとしたら、「No Make」の扱いかな。
本編補完みたいな位置付けにするのなら、「しゅーろくごー」のように手軽に、大衆が視聴できる環境を用意してほしかったです。
僕自身アイモバにアクセスできず、某所に数週遅れで公開されているものをこっそりと聴いているんですが、
千早が母親に歩み寄ろうとしているシーンなど重要なものもあって、それだけにもったいないなーと。

作品の出来そのものとは少しズレる話ですが、アイマス界隈に漂っていた暗いムードを変えてくれたってことにも感謝したいです。
上述したメインキャラ多すぎの件だけじゃなく、いろいろとめんどくさいものを背負っているジャンルで作るって点でも大変だったと思うんですよ。
ジュピターとか、竜宮小町とか、出すだけでネガティブな空気になっちゃったりするし。
でもそういうものを背負ったうえで、多くの視聴者が満足するものを作り出してくれました。
公式への不信感が募っていた中で、作品に対する思い入れがひしひしと伝わってくる出来だったのも大きいでしょう。
本当に、ほんっっとうによくやってくれたなーと心から思います。
今、アイマスの未来について希望が持てるようになったことが凄く幸せです。

そんなわけでまあ、アニメ「アイドルマスター」は僕にとって忘れられない、大好きで大切な作品になりました。
それこそ、はじめて動画制作にチャレンジしちゃうほどにw
製作にかかわった全ての方に感謝を。ありがとございました!
アニメ関連でこの先の商業展開があるのかどうかはまだ分かりませんが、
もしあるのなら、是非今回のスタッフに続投してもらいたいですねー。

ひとまずアニマス関連の記事はここで一息つく予定です。
(もし何か書きたくなったら動くかもしれませんし、BD最終巻収録の26話の感想を書く可能性もありますが。)
つきあってくださったみなさん、ありがとうございました!

このブログはまた、ニコマス関連の話が中心になってくると思われます。
というわけで最後に、少し前に書いたニコマス入門記事を宣伝しておきますw
人によっては合わないかもしれませんが、「毎日のようにアイマスの世界を楽しめる」という非常に刺激的な場所なので、
アイドルマスターという作品を好きになってもらえたならば、是非足を踏み入れてみてください。