やよいの秘めたる想い、そして意外すぎる決着 ぷよm@s part28 感想

※ネタバレ含みます

今回はなんとなく真美が勝つんじゃないかなーと予想していて、一見敗北フラグに見えるタイトルにも心動かされることはありませんでした。
そしてやよいのデスタワーの種明かしがされたときは「やっぱりこりゃ真美だなと確信。
4-4からのやよいの語りで
「これはやよいの思いを背負った真美の大活躍展開くるか!? いやー熱いねー」




……と思っていたらあのオチだよ!

あそこから外してくるところが何というか、ぷよm@sらしいなぁw
でも真美に感情移入して見ていた人にはちょっとキツい展開だったかもしれませんね。
どっちかというと僕は亜美に同情したけど。いろんな意味で。

しかしパラマストーナメント編は、蓋を開けてみるまで勝敗が分からないところが面白いなー。
トーナメント展開といえば少年漫画の王道ですが、戦う前から結末が見えているものの方が多いと思うんですよね。
主人公チームがここで負けるはずがない、みたいな感じで。
でもぷよm@sでそういうものが見えてこないのは、明確に主役という存在を立てていない故の利点ですね。

真美がもっていっちゃった感のある今回ですが、話の中心になっていたのはやよいでしょう。
僕はデスタワー習得自体に何かカラクリがあるのではと疑っていたので、
制限付き(配ぷよ次第・致死量計算できない)とはいえ、本当にデスタワーを使えるようになっていたのはビックリです。
デスタワー習得の難易度自体が僕にはサッパリなので、この展開にどれほど説得力があるかは分かりませんw
まあ段階はちゃんと踏んでいるみたいだし、出されたものを素直に受け取っておくとします。
しかしこれで、弱小といえるキャラは伊織一人になっちゃったなぁ……

能力的な成長もそうですが、今回スポットが当たったやよいの精神面も興味深かったです。
ぷよぷよを楽しむことへの純粋さなんかは美希や雪歩に近いものがありますが、
そこに今まで上位陣とまともに戦えなかったことへの寂しさだとか、
成長の助けとなってくれた亜美真美・P・美希らへの感謝の気持ち、
さらにそんな美希に、熱い勝負を見せてあげたいという願い。
思いのほかいろいろなものを背負っていた彼女の姿に、ただただ「凄いなぁこの子は」という印象を抱きました。
いやホントやよいは凄いよ、うん。

特に胸を打たれのは美希のくだりかなー。
美希に感謝の気持ちを抱き、彼女の期待に応えることを大切にしようとしたやよい。
一方トーナメントに勝ちあがることを第一に思うがために、美希の不在を「大歓迎」だと考えていた真美。
ラストの真美の失敗は単なる操作ミスなのかもしれませんが、
もしかしたら、その意識の差に真美が気を取られてしまったという可能性もあるかもしれません。
しかし律子にしろやよいにしろ、美希の不在は今回のトーナメントに思った以上の影響を与えているみたいだなー。

あーでも僕は真美の勝利への必死さやそのための健気な努力は素敵なものだと思うし、
だからこそ、真美の姿勢が間違っていたと否定する気にはなれませんねー。
各々のぷよぷよに対する姿勢ってのはぷよm@sの大きなテーマともいえる要素なので、ここで深く切り込むのはやめておきますw

ともあれ勝者となってしまったやよいは、次も「自分の力で」熱い勝負を演じねばなりません。
でも次の相手となる春香にはまるで勝てる気がしないんだよなー。
やよいの「相手の起爆音を聞いてから起爆する」という方法は、同じ致死二連鎖使いの春香には通用しないでしょう。
(ぷよ知識まるで無いので、間違ってたらごめんなさいm(_ _)m)
しかもやよいは、今回の時点でカードを出し尽くした感じだからなー。
僕が今回視聴中に真美が勝つだろうと確信を深めていったのは、そういった春香との相性の問題もあるんですよね。
真美なら春香といい勝負をするか、もしくは春香の実力お披露目のための引き立て役にも持ち込めますし。
まあ必ずしも全試合白熱させる必要はないし、
前述した通り、ぷよm@sのバトルは始まるまでどうなるか分かったもんじゃないんですが……
(律子が制限付きで戦ってあずさに負ける展開とか誰も予想してなかったはずw)