「真美派」が描く亜美の世界

先日は亜美真美誕生祭だったわけですが、何と言っても圧巻だったのがあとりえPによる怒涛の5連投。
氏のデビューは昨年の9月で、今回が初の亜美真美誕だったから相当気合入ってたんでしょうねえ。にしてもそこまでやるんかいって感じだけどw
どれもこれも力作で、
いつものコーディネイト&ユニットでらしさ全開の「はじめてのチュウ」や、
一段と情熱を燃やしていたことがうかがえる「二人のキセキ」なんかも実にすばらしかったわけですが、

自分が特に惹かれたのは、この亜美ソロPVでして。
見終わった後、「あれ、これもしかしたらニコマス史上最強の13歳亜美PVなんじゃね?」という予感がよぎったほどでした。
何がそんなにいいかっていうと、「亜美だからこその武器」で勝負してくっそ可愛いPVに仕上がっているところだと思うのですよ。

「初恋なんて言えない キャラじゃないんだもんっ!」という歌詞に集約された、普段の天真爛漫イタズラ娘と秘めたる恋心とのギャップ。
真美に比べてちょいと恋への情緒が未熟で焦ったり、未熟ながらも抑えきれない想いに翻弄されたりする様子。

あと赤フレーム眼鏡が似合いすぎててすっげーかわいい。これはヤバい。
昔あった「7年6ヶ月5日後の765プロ」みたいな企画で、亜美は将来眼鏡をかけてる説を見かけてからずっと、
「亜美に眼鏡はアリだなー」とずっと思い続けていまして、
テコ入れで涼ちんみたく私服時だけでも眼鏡かけさせてみたらどうだろうとか考えているんですが、いやはやこの破壊力はホンッと凄まじい。
というか真美の方ばかり注目されるけど、こうして見ると亜美もかなり成長したよなーと実感させられますね。一年前の亜美にこの魅力は出せんよ。

きっと真美で同じように作っても十分可愛らしい作品になるんでしょうけど、
でもやっぱりこれは亜美だからこそ成立したのであって、亜美で無ければここまで心動かされていないと思うのです。
だからこれこそが、13歳になったアイドル・女の子の双海亜美という素材を最も魅力的に描いた最強の動画なんじゃないかなと感じたわけです。。
そしてこういうものをこさえられた理由の一つに、あとりえPが真美派*1だというのがある気がします。
亜美真美派」ではなく、明確に「真美派」という立場をとっているということは、
つまり2人をそれぞれ独立した、違う魅力を持った存在であると捉えていることで、
だからこそ真美はもちろん、亜美についても彼女だけの個性・武器というのを理解できていて、それを活かすことができるんじゃないかなーと。

亜美動画と言えば僕の中で13歳亜美最高の動画だと思っている「Love Destiny」があるのですが、
こちらの作者の泥水さんもまた、あとりえPと並んで今最もホットな「真美派P」なんですよねえ。
亜美の現状についてはいろいろ思うところあって、いつかこのブログで長々と書き綴りたいと思っているんですが、
Love Destiny」、そして「また、あした」、この2作の登場でようやくいくらか報われたような気がしています。
それをこさえたのが真美派2大巨頭だというのが何と言うか、いろいろと複雑だなぁ……w
いやそれはそれで面白いと思うんですが、
でもそのくらい琴線に触れるものを「亜美派」の人が見せてくれたらもっと嬉しいなと思わなくもなかったり。まあ誰が作ったかなんてそれほど重要じゃないですけど。

あと、こういう真美派の人が亜美を扱ったりしたときに思うのが、
「真美派にとっての亜美」もしくは「亜美派にとっての真美」ってどういう存在なんだろうかということ。
例えば僕は765アイドルズの中で雪歩と伊織が特にお気に入りなわけですが、
2人は全然別の存在だし、雪歩のことを考えているときに伊織を、
伊織のことを考えているときに雪歩を思い浮かべたりするようなことはほとんど無い。
でも、亜美真美に関してはそうはいかんよなぁと。
(常に一緒だった無印時代と、別々のアイドルとしての活動してる今とではまたいろいろと違ってくるでしょうけど。)
自分の中で一番のアイドルと、同じような顔をして、同じような性格で、よく一緒にいて……でも決して、お気に入りのあの子と同じように見れる存在ではない。
そんなお気に入りのあの子が大好きな姉・妹のことを彼らはどんなふうに位置づけているだろう。
そこには彼らだけが抱える楽しみが、もしくは苦悩が、その他諸々の複雑な感情があったるするのかな。
……なんてふうに、僕には見ることが叶わないその景色にしばしば思いを馳せちゃうんです。

*1:本当の本命は美希という話もありますがw