「英雄伝説 閃の軌跡」感想③(キャラクター編)

続々閃の軌跡感想。これでとりあえず一区切りかな。
今回は各キャラクターについて語ってみようと思います。

以下、閃の軌跡及び軌跡シリーズ全般のネタバレを含むのでご注意ください。

メインキャラクター

◆リィン・シュバルツァー
ついに八葉一刀流が主人公の技にまで進出。
八葉使いはアリオスカシウスリシャールとか化け物ばっかですが、
アネラスさんがいたおかげで主人公が弱くてもそれほど違和感を感じさせませんね(失礼)
主人公の武器が刀剣ってのはRPGだと超王道ですが、
軌跡主人公はこれまで棒術にトンファーと鈍器系の武器を使ってきましたから、
こういう殺傷力全開な感じの武器ってのは最初ちょっとだけ違和感がありました。
そしてまさかの厨二パワー持ち。
エステルやロイドは血筋は凄いもののスペック自体は普通の人間って感じだっただけにビックリです。
今までは味方内に主人公よりも設定上強いキャラが何人もいる感じでしたが、
今回は主人公がパーティ内最強キャラになる可能性もあるかもしれませんね。

性格面については、まあぶっちゃけロイドといろいろ被ってるよなあと。
丁寧で礼儀正しい。理知的で分別もあるが、
仲間のため正義のためなら熱く大胆な行動に出ることもある。
優しく異性に対して紳士的、誰からも好かれる人柄で自然とみんなの中心になっていく。
弟キャラと兄キャラって点だけは正反対ですけど、
それ以外は基本的にロイドと同じ、嫌われづらい無難な造形の主人公って感じで、
プレイしている最中ちょくちょく既視感を覚えてしまいました。
まああまりの完璧超人っぷりが鼻につくうえ薄っぺらく感じたロイドと比べると、
異性への反応とか若々しい苦悩を抱える姿とかいくぶん人間味があって、
さらに性格形成にも出自不明な拾われ子という立場が関係しているなど理由付けがされていて、
個人的にはロイドよりも好感が持てる感じでしたが、その分印象もより薄くなるかもなと。
厨二パワー成分が無かったら、ロイドとの被りも含めて没個性主人公として埋もれちゃってた気がします。
今回の帝国編まではまだいいですけど、
おそらくまだ出るであろう次の軌跡作品では、いい加減このタイプの主人公像は卒業してほしいですね。
絆システムとの兼ね合いで誰とも合わせやすいタイプにする必要があったりとか、
エステルが好き嫌い分かれまくった分嫌われにくいタイプに……とかあるのかもしれませんが、
僕は絆システムはいらない派なのでそれありきでキャラ造形するのは止めてほしいし、
何よりエステルが大好きだったから、多少否が出ることを恐れずもっと冒険してほしいです。
このタイプの主人公が続いていけばいくほど、エステルが最高の主人公として僕の中でどんどん神格化されていきそうなのよね……。

次作ではシナリオ編でも書いたように、遊撃士になるか、もしくはそれに近い感じで活動していくんじゃないかと思います。
機神の起動者として戦力的な重要度も非常に高く、
出生や力の謎などもまだ残されているので、次作でもまだまだ見せ場はありそうですね。主人公だから無きゃ困るけどw

性能面ではとにかく遅延が強かったですね。
常時パーティにいる彼が優秀な遅延使いだったことで、
ザコ戦は完封が基本、ボス戦も遅延耐性の無い敵ならワンサイドゲームになっちゃってました。
遅延技がメインってのも何気に軌跡主人公初かな。

◆アリサ・ラインフォルト
金髪ツインテツンデレお嬢様というベッタベタなヒロイン。まあ言うほどツンデレじゃなかったですけど。
予想してたよりもキツくないし、気配りもできる子でなかなか好印象でした。
リィンと別の班になったときはリーダーっぽく扱われてる感じだったので、そういう素質もあるんでしょうね。

OPED共にノルドの星空シーンの話が含まれていたり、
3章と6章で2回大きな山場が用意されていたり、
リィンからの扱いも心なしか他の女子よりもやや異性として意識しているように見えたり、
この子こそメインヒロインって感じでやや優遇されているように見えました。終盤ちょっとエマに持ってかれそうだったけどw
個人的には主人公と恋愛関係になるヒロインは固定してほしい派なので、
次作では是非メインヒロインの位置を不動のものとするべく頑張ってほしいものです。

でも、スペックが一般人すぎるのでエリィさんのごとく埋もれてしまうんじゃないかってのが心配だったり。
実家のラインフォルト社がテロやら結社やらといろいろ繋がってるみたいなので、
その関連で上手く活躍させてあげてほしいところです。
カニック系女子としてのスキルを機神関連で活かせたりすると、リィンを支えるヒロイン感が増してなおいいですね。今作を見る限りそのポジションは完全にジョルジュ先輩だけど。
あとはシャロンさんとの関係がどうなっていくかも非常に楽しみ。これはシャロンがどう出るか次第だけど。
この2人の一風変わった姉妹的な関係凄く良かったんだよなー。

性能面は火力弱い、アーツ要因としては魔導杖組とかのが優秀、というか今作アーツ自体が微妙。
射属性の崩し要因くらいしか利点が無いなーって感じで、ずっと微妙性能を愛でカバーする感じで使うってたんですが、
最後に習得したヘブンズギフトで大化けしましたね。
クラフトゲーの今作において、広範囲にCPリジェネを撒けるだけで強いというのに、おまけに天眼までついてくるとかもうアホかと。
これがあるだけでもう文句なしのレギュラー固定でした。むしろ強すぎて自粛しようかと思ったくらい……。
次作では流石に弱体化されてそうだけど、
ヒロインは絶対パーティに入れる派なので何があっても外すことは無いと思います。

◆エリオット・クレイグ
よくも悪くもザ・一般人って感じの子で、
親しみやすさは凄くあるけど埋もれちゃいそうでもあるかな。
音楽好きって設定は学院祭関連で活かされてましたが、
次作でまで活用するのはなかなか難しそうだし、やっぱり「帝国中将の息子」という設定がどう生きるか次第かな。
窮地になって秘められた戦闘センスが覚醒……とかあれば面白いんだけど、武器魔導杖だからなぁ。

彼の家族は姉も父親もなかなか面白いキャラしてましたね。
特に父親はまさかあんな息子溺愛キャラだとは。
回想のイメージと全然ちゃうやんけ、って思わずツッコミそうになりましたw
帝国屈指の猛将ということで、執行者クラスの戦闘力は優にありそうだし、次作はそういう面も見てみたいものです。

性能面では非常に優秀なサポートキャラクター。
今回のアナライザーは戦闘ノートを埋めるだけでなく、
崩し性能を下げるというめちゃくちゃデカい役割があるので、パーティに参加してるときはほとんどスタメン固定でした。
同じ魔導杖キャラのエマとどっちを使うかはほとんど好みの問題って感じですが、
個人的にはクラフトがより有能なエリオットの方を重用してました。
広範囲に回復が届くホーリーブレスと、低燃費で防御UP&リジェネを撒けるエコーズビートが非常に良い良い。
特にエコーズビートは序盤随一のチートクラフトって感じで、あれの有る無しでだいぶ難易度が変わる気がします。
あとSクラは一人だけ完全にギャグでしたねw
回復か完全防御のSクラを覚えるんじゃないかと期待してたんですがねえ。そっちだともう言うことなしだったなぁ。

◆ラウラ・S・アルゼイド
男性陣の誰よりも男前なラウラさん。
発売前はあまり気に留めていなかったんですが、
いろいろと今までには無い感じのキャラクターで面白かったです。
強いていえばユリア大尉が近い感じですけど、若い分洗練されていないのがいいのよね。
1章のリィンや4章のフィーに対する態度とか、不器用に真っ直ぐぶつかっていく感じが実に良かった。
「新入生最強」という肩書きは後に抜き去られていって(笑)になるフラグにしか見えなかったんですが、
意外にも最後までその地位をキープしてましたね。
でも彼女が強いというよりは、他のⅦ組メンツが思ってた以上にしょぼかったという感じか……。
今のⅦ組では次作の猛者たちと渡り合うのは厳しそうなので、
戦闘要員筆頭の彼女には特にパワーアップを期待したいですね。
あとアリアンロード関連で何か発展があったりするのかも気になるところ。
先祖が鋼の聖女の従者だったそうですが、彼女の使う「地裂斬」が、
碧の軌跡でアリアンロードの従者の一人が使っていたのと同じ技だって気づいたときにはちょっと感心しました。

性能は文句なしの強力物理アタッカー。
遅延や駆動解除こそ無いですが、それを補ってあまりある火力の突出ぶりは魅力的。
素のステータスが高いうえ、
クラフトも皆高威力かつ有用、おまけに自己強化まである。
深く考えなくてもひたすら殴ってるだけで強いという分かりやすいキャラなので、
おそらく全プレイヤー中のパーティ採用率が今作で一番高いんじゃないかなと。

◆マキアス・レーグニッツ
序盤で貴族というだけでレッテル張りをして憎み倒すという、一人だけマイナス的な描かれ方をされていて、
プレイヤーの印象が悪くなりそうだなあとちょっと可哀想だなぁと思ったり。
まあその後弄られ苦労人キャラに転身したり、貴族を嫌うようになった理由も相応のものが用意されていたり、ちゃんとフォローはなされている感じでしたが。
Ⅶ組のメンツがみんな貴族だの平民だのを意識しない人間ばかりな中で、
一人だけそこへの意識が強く、
貴族嫌いから考えを改めるようになるまでの過程が描かれているというのは、
閃のテーマの一つを象徴するキャラでもあるということでなかなか興味深い奴なのよね。
次作で革新派と貴族派の内乱が本格化する中、
彼がユーシスとの関係含め帝国身分制度にどういう結論をだし、どう働きかけていくかというのはちゃんと描写してほしいところです。
あと、よく考えたら革新派重鎮の息子というⅦ組一人質需要が高そうな、何気に危うい立ち位置にいるよなぁと。
エンディングのあと逃げ切れてなかったらけっこう大変な思いをすることになるかもね。

性能はずっと中途半端な印象でしたが、
最後に軌跡恒例超強クラフトの加速技をゲットして化けましたね。
シェラ姉もそうだけど、この技は微妙な性能のキャラ専用にしてこそって感じですね。
ただ、その頃にはもうレギュラーが固まりすぎててあんまり使ってあげられなかったというのが正直なところ。
ティータといいノエルといいダドリーといい、
このシリーズの遠距離物理アタッカーはどうもあまり使う気が起きないのよね……。

◆ユーシス・アルバレア
今作のイケメン枠。今までの軌跡キャラでも一番の正統派な美男子じゃないかしら。
発売前から割と気に入っていたキャラだったんですが、
実際遊んでみると予想以上に好感の持てるキャラでしたわ。
やっぱり2章で彼の故郷を訪れてみて一気に好感度が上がった感じですね。
今作は故郷や学友のモブたちに仲間との繋がりがたくさんあって、
彼らとの会話を通して仲間の魅力がより深まるような構造になっているんですが、
特にユーシスの場合はあまり自分をさらけ出すタイプではない分、
モブ会話の中で隠された彼の一面が見えてきてより魅力が増していくのよね。
4章でエリゼを探しているときだったか、本人はいつも通りクールなのに、
モブが「あんな必死なユーシス初めて見た」みたいなこと言ってたのにはグッときました。
あと、叔父にあたるレストランシェフとのあたたかい関係がお気に入りです。
他に友人がほとんどいなさそうなこともあってか、
他の男性キャラよりもリィンとの絆の大切さみたいなのを感じさせるシーンが多いのもよかったかな。
一番リィンの相棒的ポジションがしっくりきそうなキャラじゃないかしら。

次作では最終的に四大名門は敗れその地位を失うことが確定しちゃっているわけですが、
その中で彼がどう振る舞うかが一つ楽しみですね。
あとはルーファスとの関係も。これは向こうがどういう立場になるか次第ですけど。
本格的に敵対するようなら、2人の決闘シーンとかあると熱くなりそうだなあ。

性能面ではとにかくノーブルオーダーに尽きる
火力とスピードの同時強化を全体に撒けるのは反則級ですわ。
クロノバーストと併用させれば一瞬で2段階強化できちゃいますし。
もううちのユーシスは完全にノーブルオーダーを撃つ機械となっていて、
ヘブンズギフトを撃つ機械アリサと交代させながらひたすら高貴なる要請に専念してました。
アリサマキアス同様、器用貧乏な性能が一つの激強クラフトだけでひっくり返ってるキャラじゃないかと。
逆にこれが弱体化しちゃうと次作では残念なことになっちゃうかもなあ。

◆エマ・ミルスティン
発売前は普通の子って感じで埋もれちゃいそうだなーと思っていたんですが、
2章でいきなり呪文みたいなのを唱え出して、「えええ、そういうキャラなの!?」とおったまげました。
フィーが序盤であっさり過去をバラして、今作の秘密抱え枠はこの子って感じになってましたね。
まさかのラスダン固定に学院祭のセンターにと、終盤はメインヒロインを奪いかねないような勢いでしたねw
教会とは正反対の勢力とか言ってたし、正体は伝承に出てきた魔女って線が有力かな。

正体の件に姉の件もあって、次作でも間違いなく出番があることが保障されていますね。
個人的には今回Ⅶ組メンバーの故郷を巡るのが凄く楽しかったので、
出来れば彼女の故郷にも行ってみたいですね。おばあちゃんとやらも見てみたいし。

性能的には上述の通りエリオットと二者択一ってところですね。
サポートの有用性ではエリオットの方が一枚上手に思えますが、アーツで攻撃する分にはエマのが上って感じかな。
あとSクラの性能が完全に上回ってるのはデカいかも。

◆フィー・クラウゼル
あまりにも露骨にプッシュされてるな〜と発売前に苦笑してましたが、
実際それも頷ける良キャラでした。今のところⅦ組メンバーでは一番のお気に入りかな。
何となくそんな気はしてましたが、やっぱり「西風の旅団」の元構成員という設定できましたね。
というか表裏一体になっているクロスベルと帝国の問題で、
ライバルの赤い星座と西風がそれぞれ暗躍してるってのは熱いよなあ。
赤い星座のインパクトがデカかったから猟兵団といえばあのイメージでしたが、
対になる西風はわりとアットホームな感じだった設定なんですね。
そのせいで予想してたよりも修羅ってなくて過去の猟兵キャラよりずっと戦闘力が低いのはちょい拍子抜けだったけど、
そのおかげで思ってたよりも暗くなくて馴染みやすい感じのキャラでした。
積極的にコミュニケーションをとるタイプではないけど、
他人を拒絶するようなこともなく、リィンやマキアスを弄ったりする面もあるというのはちと意外でした。
戦場の中にいた彼女が園芸部で花を育てるようになるサイドストーリーとか、
ラウラとの会話でみせた、猟兵という存在を受け入れてもらえるか……みたいな不安や、
そこからⅦ組が新しい家族になっていき学院生活に安らぎを覚えるようになるというのもグッと来た。
にしてもラウラとフィーを絡めてお互いを上手く掘り下げていく下りはホント上手かったなあ。
マキアスユーシスなんかは最初からお互いの存在を前提として作られたキャラだと思うけど、
ラウラフィーコンビを思いついたスタッフは実に有能ですね。
次作はやっぱり西風との対決に期待かなー。

性能面では、シルフィードなんて異名まで付いてるわりにあんまり強くなかったなーという感じ。
まあ設定上も学生レベルでのトップクラスって感じだからこんなものかもしれないけど。
近接アタッカーなのにHPが低くて脆いのと、
武器の射程が短いからカウンターが発生しないことが多く回避力が活かせないのが痛い。
というか銃剣一体型武器って設定なんだから、離れてるときは銃で反撃・攻撃できるようにすればいいのに
これは今までも複数武器持ってるキャラを見ながらずっと思ってたんだけどね。
そんな感じで前半はちょっとガッカリな感じでしたが、
後半で高性能クラフトを2つ覚えてそこそこ盛り返してくれたかな。
最終的にはリミットサイクロンぶっぱしてるだけでも強いし、
SPD高いから使いようによっては十分使えるキャラだと思います。

◆ガイウス・ウォーゼル
終始風がどうたら言ってたガイウスさん。
実は物凄い力を秘めているとかで厨二的活躍をするか、
もしくはジンさんのような影の薄い感じになるかの二択と予想してたんですが、正直なところ後者だったかな……。
一人だけ両親健在であたたか家庭に恵まれているし、
戦闘力も高く頭も切れる、人当たりもよい気配りの人、
学院に来た理由も世界の現状を知り、いつか来る脅威から故郷を守るためと物凄く立派でカッコいい。
何気に非の打ちどころないⅦ組随一のハイスペックキャラなのよね。だからこそちょっと埋もれてしまっているような気も。
でもさり気なく仲間を気遣ったり危機を察知したり細やかな働きが多く、節々でよい仕事をしていたと思います。
ジンさんも散々空気空気と弄られてるけど、こういうキャラがいると一層場が締まるので僕は凄く好きです。
異国人だから一人だけ帝国の伝統に縛られず、
帝国人とは違う目線で物事を見ることができるという立ち位置も面白かったし。

Ⅶ組内では一番人質にする価値が薄いキャラだし、次作でのパーティ復帰はわりと早そうな気がする。
帝国内にあまり因縁とかないし、ノルドにまで問題が及ばないとイマイチ活躍の場が作りづらそうなのが難しいところ。
ノルドにあった巨像が騎神になって、その起動者になるのではなんて説もあったけど、
味方内にロボット乗りが複数もいるってのは正直ちょっと抵抗感あるなあ。

性能面では火力はラウラに劣るものの、体力が高く安定感では軍配が上がるといったところか。
風属性と初期装備ファルコの関係で回避盾という印象も強いかな。
リーチがある分フィーと違ってガンガンカウンター決まるのが頼もしい。
恒例のHP削ってCP増加→Sクラ連発戦術が使えますが、
通常クラフト強すぎな今作だとサベージファング連発してた方が強いような気も……。

◆ミリアム・オライオン
初登場時「緑髪の少女」って表示されてて、「え、緑なの!?」とビックリ。
キーアといいこの手の無邪気にはしゃぎまわるけど愛らしさ故に許される、みたいな幼女キャラはちょい苦手なんだけど、
Ⅶ組はわりと人のできた常識人ばかりだから、こういう子が一人いるというのはありがたいなとも。
それに今作はみんなで一つの方向を向いている感じだから、立ち位置の違う子が入るというのも楽しいし。
ガーちゃんの謎もそうだけど、彼女自身の出自等も全く明かされていないのが気になるところ。
内乱終結まではリィンたちの敵になる理由は無さそうだけど、
その後オズボーン帝国が誕生した時にどういう立場に回るのかも問題よね。
そんなに忠誠心が強いわけでもなさそうだから、オズボーンの態度次第ではあっさり裏切りそうな気がするけど。

終盤はほとんど使ってなかったのであまり印象が残ってないんだけど、
気絶70%遅延40崩し+30っていうメガトンプレスの性能が何気にぶっ壊れてるよね。
Sクラの性能も最高峰だし、何気に今作最強物理アタッカーだったりするのかしら。

◆クロウ・アームブラスト
ついにパーティメンバーからも黒幕が出てしまったか……w
正体については、ぶっちゃけプレイ途中にうっかりネタバレ踏んじゃいました。
あれが無ければ6章のときの露骨なフラグで気づいたのか、
それとも逆に「いや、むしろこれは違うフラグなんじゃ……」と疑ったのか気になるところ。
改めてみると、5章の後教室で憂鬱そうだったのがギデオンたちが死んでしまったからかと思われたり、
ジュライ特区について話すときさり気なくオズボーンへの敵意をうかがわせていたり、ちょくちょく片鱗を見せているのよね。
呼び捨てになったりⅦ組の赤制服を着たりには最後までなれなかったんですが、
まあ次作で決闘するときに先輩呼びじゃ締まらないもんなぁ。
というか、こういう主人公と対照的なライバルキャラって王道だけど軌跡では初めてよね。
空のジョゼットはそんな大層なものじゃないし、零碧のアリオスはちょっと違う位置な感じだし。
リィンとの決着は存分に盛り上げてほしいものです。できれば生身の戦いで。
二年生カルテットの関係がかなりお気に入りだったので、
Ⅶ組だけでなくそちらとの因縁についてもきちんと回収してほしいな。

彼の過去やらなんやらは次作でいろいろ明かされるでしょうけど、
仲間との絆を振り切ってまで行動に出たからには、それなりに重みのあるものにしてほしいね。
このシリーズ壮絶な過去持ちが多すぎるから、あまり薄っぺらいものだと埋もれちゃいそうだし。
あと、最終的にオズボーンが勝っちゃうことが分かってるからどうなることやら。
死んじゃうのか、それとも仲間に復帰するのか。
今までのキャラと違って明確に敵対したキャラだから復帰は難しいかもしれないけど、オズボーンが悪党的な立ち位置になるならもしかしたら……。
まあ、実はオズボーンと裏で組んでるなんて説もあったからまだどうなるか読み切れないけどね。

キャラ性能については、正直あんま使ってないので特に書くことが。
全体的に高水準で使いやすいけれど、ヘブンズギフトやノーブルオーダーみたいな壊れクラフトが無い分印象が薄い。
SPDの高さを活かして補助メインの万能キャラとして使えば強いのかな。

サブキャラクター

◆サラ・バレスタイン
今作一番お気に入りな姐さん。
Ⅶ組視点で進めていると戦闘力も頭脳も高いから頼りになる感が半端ないし、
若い主人公たちには無い豊かな人生経験を覗かせるのもグッとくる。
当時史上最年少でA級遊撃士になったそうだけど、たぶんこれそのうちヨシュエスに更新されるよね。
というかあの2人は正史ではまだA級になってない扱いなのかしら。
警察や学生のランクなんてどうでもいいけど、遊撃士のランクはキャラの格にモロ繋がってくるからここ可変性にしたのは厄介だったなと今更ながら思ったり。
あと、後夜祭のイベントで何気にノーザンブリア出身という情報が聞けるのよね。
こういう大事な話を分岐イベントに切り離すのやめてほしいなあ。もしかしたら次作でちゃんとメインシナリオ内で回収するのかもしれないけど。
年齢的にちょうど生まれ年が塩の杭事件の頃とぶつかるから、
塩害で孤児に→北の猟兵に加わる→ベアトリクスと出会って遊撃士に→ギルドが潰されて学院に、ってな経歴なのかな。波乱万丈だねえ。

次作では未回収だった「戦友」とのエピソードと、後は遊撃士時代のエピソードなんかも見てみたいね。
何気に同年代同業者で気も合いそうなシェラザードと仲良かったりしないかしら、絡ませてほしいなとか妄想してたり。
シェラ姉はオリビエとの繋がりもあるし、次作で出てきてほしい旧キャラNo.1なのよね。
あと、次作こそメインメンバー入りさせてくれることを期待してます。流石に性能は下げられるかもしれんけど。

◆ナイトハルト教官
スポット参戦したりしないかな、とちょっと期待してたけどなかった。
ミュラーと若手の双璧だそうで、次回は電話越しではない2人の絡みも見てみたいですね。
というか、帝国軍の若手にミュラーとこの人以上の猛者はいないのかしら。だとしたらちょっと肩透かし感。
いやミュラーさんも十分凄くはあるんだけど、
執行者だの猟兵だのには10代の化け物がゴロゴロいる世界だし、
大陸最強の軍なら一人二人くらい若手の超天才がいてもよかったような気が。

◆その他教官たち
そういう設定だとほのめかされてはいたけれど、
白衣でゴッツイ銃ぶっ放す老婆の光景はちょっとしたギャグみたいだったよベアトリクスさん。
トマスとかマカロフとかの非戦闘員みたいな人たちが暴れ回ってたのにも笑いました。マカロフは天才だと前フリされてたけど。
その他の教官たちも皆キャラ立っててよかったです。
一番気になるのはやっぱりトマス教官かなー。
一人だけ最初から声が披露されたり出番多かったり、
あからさまにシリーズ恒例の「人のいいメガネ=黒幕」というのを想起させるためにやってるよねあれw
その疑惑は一応晴れた(?)けど、やっぱりまだ何か秘密握ってそうな気はするよね。
有力なのはやっぱり教会の守護騎士説かしら。

◆アンゼリカ・ログナー
今回の格闘家枠。ヴァルターのゼロインパクトが使えるのが何気に嬉しかったです。
なかなか今までに無いようなタイプのキャラで面白かった。
この人のバイクが終盤で大活躍するんじゃないかと期待してたけど、お使いにしか使われなかったねw
あれ上級生組の友情を物語る重要アイテムだと思うので、次作で是非活用してほしいです。
わりと自由に動き回れる立場で、行動力もあるから次作は本格的にメンバー入りして活躍するのかな。
クロウ戦にはぜひ連れて行きたいところです。

◆トワ・ハーシェル
事務仕事は完璧にこなすわテロにも冷静に対処するわ情報をすぐ引っ張り出してくるわで超便利キャラと化していた会長。
通商会議に行ったのは完全にテロに巻き込まれて負傷するフラグだと思ってたのにそんなことはなかった。
クロウに恋心を寄せていたりしたら面白いんじゃないかと思うんだけど、今のハーレムゲー軌跡ではそういうのは期待できないだろうなあ。
というかクロウはトワが死ぬかもしれないの承知で列車砲撃とうとしたんだから複雑よね。

何か実はアイアンブリード筆頭説とかいろいろ勘ぐられていたけど、
出来ればこの子には普通に優秀で普通にいい子な普通の学生であってほしいなあ。

◆ジョルジュ・ノーム
ノームという姓は伝承の地精と関係あるのかな。
だとしたらヴァリマールの武器を作る係なんかで活躍しそう。
軌跡は技術者が凄く鍵を握ってて、作中でも凄く大事にされてるのが素敵よね。
この人は学生レベルだからラッセルみたく国家の運命を変えるほどの影響力は無いけど、
その凄さやありがたみがいろんなところで称賛されているのは何だかいいなーと。

◆パトリック・T・ハイアームズ
ギルバード的なネタ敵枠になるかもなんて考えてたけど、普通にイイヤツポジションに収まりましたね。
公式サイトにも載ってないクラスのキャラなんで最初は気にしてなかったんですが、
リィン覚醒とか帝都テロとかやたら重要な場面に居合わせていて、実はけっこう重要なポジションなんじゃないかと疑っていたり。
Ⅶ組以外の学院生徒代表として踏ん張ってほしいところ。

◆ルーファス・アルバレア
常任理事トリオの中ではOPの扱いとか一人だけ優遇されていたし、
肉親の2人よりは兄というポジションの方が悪役にしやすそうなので、
次回は本格的に敵役として出張ってくるんじゃないかと予想していたり。単純悪にはならんだろうけど。
というか貴族派のトップたちがカイエン候アルバレア候はじめ小者っぷり全開だから、
この人がトップに座らないと何とも締まらなさそうなのよね。

◆カール・レーグニッツ知事
オズボーンの盟友ということで、何気にけっこう次作では危ういポジションよね。
表面上はいい人だったけど、何気に姪の件でマキアス以上に貴族嫌いを拗らせているんじゃないかという気も。それに眼鏡キャラだし……w

◆イリーナ・ラインフォルト
悪人ではないんだろうけれど、イマイチ真意が見えない人。
結果的に彼女の会社が戦争を活発化させてるのを自身はどう感じているのかとか、そういうところを次作で掘り下げてくれたらいいな。

◆グエン・ラインフォルト
気のいい爺さんキャラくらいにしか思っていなかったんですが、
実はこいつが結社関連者とかじゃないかって説があってなるほどなーと。
その場合彼を追い出したイリーナが正義の人、みたいな分かりやすい構図になるわけだし。

シャロン・クルーガー
超便利キャラ2号。こういう何でもアリみたいなキャラはちょいズルいですねw
でもサラ教官といいこういう有能カッコいいお姉さんキャラ好みだし、アリサとの姉妹的関係も実によかったしでかなりのお気に入りです。
執行者なのは遊撃士サラとの関係で読めてたけど、それでも判明シーンはやっぱり痺れました。
ラストで自身も言ってたけど、やっぱり敵側には回らずアリサの味方であり続けてほしいですね。
そして次回では是非使ってみたいキャラ筆頭でもあります。
アリサやサラとの連携技をバンバン決めてみたいっす。
ナイフ持ってたからあれが通常武器で、糸の方はクラフト専用にでもすれば何とかなるんじゃないかな……。

◆エリゼ・シュバルツァー
公式絵だとすげえ可愛いのにポリゴンモデルだとイマイチ。パッツンヘアーなのが難易度高いのかしら。
加えて声もイマイチで、登場時ちょっとガッカリ感を覚えたキャラでした。あくまで個人の主観だけど。
血の繋がらない妹という狙い澄ました王道ポジションは好きですけどw

◆オリヴァルト・ライゼ・アルノー
軌跡全体でも5指に入る大好きなキャラなので、彼が出てくるたびテンションが上がります。
帝国編が待ち遠しかった最大の理由の一つみたいな存在でもありますし。
すっかり皇族の人間でシリアスモードが増えたものの、
茶目っ気とレンハイム衣装で登場してくれたりするファンサービスを残してくれるのは嬉しかった。

元々脇役気質なキャラだし主役はⅦ組らに譲るものの、
リベールでの経験を生かしたカレイジャス着工から第三勢力樹立とか、
彼自身の物語もきちんと進行しているのにはもう胸が熱くなるというもの。
そもそもリィンたち学院生徒の活躍の中にもオリビエの意志が根付いているわけだしね。
帝国編が内乱終結後まで描いてくれるのかどうかは分からないけど、
軌跡シリーズの終結までには彼とオズボーンの決着までやってほしいよなあ。
空SCの「彼のやり方が美しくないからさ」発言とか、3rdの宣戦布告とか震えるほど素晴らしかったからね。

◆アルフィン皇女
女版オリビエ、みたいなキャラでしたね。BLのたしなみまであるとか自由すぎるわ。
リィンをダンスの相手に指名するとか仄めかしだしたときは、皇族までハーレムゲーに巻き込むのかと心配したけど一応杞憂だったかな。
次作でもこの子までヒロインに推し出すことは無いものと思いたい。

◆セドリック皇子
善良ではあるけれどオズボーンへの無邪気な憧れっぷりとかを見て、
なるほどオズボーンが実権を握ったらこの子をトップに据えた傀儡政権になるのかなと腑におちた。
オリビエがオズボーンを追い出した場合もたぶんこの子がトップになるんでしょうね。
その場合はこの子自身が成長してちゃんと王たる器を身につけそうだけど。

◆ヴィクター・S・アルゼイド
今作の達人枠、なのに地方領主という動かしづらいポジションで勿体ない……と思っていたら、
カレイジャスの艦長に抜擢というのはなるほどそう来たかと感心しました
彼の加入でオリビエ勢力が大幅にパワーアップするし、彼とオリビエが手を組むこと自体が熱い。
ただ、こういうキャラが常に味方の近いところにいると、
もうこいつが戦いに行けばいいじゃんって感じになっちゃいそうなのが難しいところ。
空のカシウスは常に主人公たちと別の場所で動くことでその辺処理してたから、今回も上手く誤魔化してほしいですね。

◆トヴァル・ランドナー
ついにゲーム本編にも進出してきたトビーさん。
彼がトヴァルだと分かったときは思わずテンション上がっちゃいました。
彼が出てくるスピンオフ漫画は一応連載時立ち読みで目を通してたんだけど、
もうあんまり内容覚えてないからちゃんと買って読み直さなきゃですねw
サラ教官との関係が何気に好きなので、同僚時代のエピソードとか出てこないかと期待してます。
というかこの2人いい関係になったりしないかなー。面白いコンビだと思うんだけど。

◆ギリアス・オズボーン
今までずっと悪の帝国の象徴・怪物として描かれてきたこいつが、
今作だと主人公たちの敵に狙われる側であり、最後撃たれて終わりってのが閃の面白いところよね。
あと、帝国解放戦線の面々にキャラ付けがされたことで、
死ぬ覚悟で特攻してきたギデオン達の会議急襲をクロスベル併合の口実に利用したオズボーンすげえって感じで、碧からさらに株があがったような。
クロウに撃たれたのは初めから貴族制度を打破するための計算で、影武者なんかを用意していたのか、
それとも撃たれたことすら時代の流れとして受け止めていたのかのどっちなんだろうか。
後者は後者でとんでもないんだけど、個人的にはやっぱ前者であってほしいなあ。

◆クレア・リーヴェルト
サラ・シャロンと並んでカッコいいお姉さんトリオを形成する……はずが、
シナリオ編でも書いたように、脚本の都合上どうも無能キャラになってしまっているような。
帝国のテロも鉱山の占拠もオズボーン狙撃も防げず、
鉄血の子供たち(笑) 氷の乙女(笑) 演算器並の頭脳(笑)みたいな感じでしたね。
しかもCVも設定に合っていない甘ったるい感じの声で、迫力に欠けて残念でした。
と散々おちょくってるけど別に嫌いなわけでは無く、むしろ次作で使ってみたいキャラの一人だったり。
設定上はそこそこ強そうですけど、軌跡の導力銃使いが火力で勝負できるとも思えんから、数値化したらたぶんアーツキャラになるかな。

次作では内乱終結までは共闘しそうですが、その後どうなるかよねえ。
レクター・ミリアムと違ってオズボーンへの忠誠心は高そうだけど、
普通に善人っぽい分、オズボーンが悪役側に回ったときどうするんだろうかと。
あと、全く明かされていない彼女の出自も気になりますね。
苗字から楽器会社リーヴェルト社の令嬢説があるけど、そこからどうアイアンブリードに行き着いたのだろうかとか。
というかてっきりアイアンブリードって孤児を集めてるものかと勝手に思い込んでました。

◆レクター・アランドール
ちゃらんぽらんだけど闇を抱えてそうなキャラってことで、クロウとちょい被っちゃってますよね。いや被せてきたのはクロウの方だけど。
謎の人物として空3rdからずっと出ずっぱりだけど、流石に帝国編のうちに曝してほしいところです。
これ以上引っ張られるとかえって嫌気がさしてきそうだし。

セリーヌ
レグナート・ツァイトに次ぐ神獣枠だと思ってたんだけど、
魔女と行動を共にする存在(?)みたいなのがこれまでとちょい毛色が違うよなあと。
クロチルダ側の蒼い鳥も出てきたし、
どちらかが神獣なのか、どちらもそうなのかそれともそうでないのかイマイチわからん。

リィンと一緒に離脱したから、何気に次作では最初から行動を共にするキャラになるのよね。
人の姿に変化してまさかのパーティ入り、とかないかな。流石にないかw

ヴィータ・クロチルダ(ミスティ)
ミスティ=クロチルダをあっさり明かしてきたと思ったら、なるほどもう一段階正体を伏せていたからかーと。
何かあるんだろうなというのは当然気づいてましたが、結社の使徒というところまでは読み切れなかった。
クロチルダも偽名で、本名は「○○・ミルスティン」なのかな。
ミルスティンを縮めてミスティっていうさり気ない伏線張りが上手いよね。全く気付かなんだ。
というか皆絶対思ってただろうけど、エマがアーベントタイム聴いてたら速攻で見つかってたよなあw
まあ彼女がそういうのを聴かない性格だと見越していたのかもしれないけど。
けっこういい性格してそうなので、次作でどんな風に振る舞ってくれるのか楽しみです。
碧の「アイツ憎めないよな」の再来だけは勘弁してほしいところ。マリアベルさんはもう顔も見たくない。

◆ブルブラン
お馴染み怪盗B。もうこの人は軌跡シリーズの最後までずっと出ずっぱりなんでしょうね。
ドラマCDで執行者だとリィンたちに名乗っていたけど、
執行者との初対面という重要シーンを本編外でやっちゃっていいものなんだろうか。

◆ギデオン
宰相を憎む動機も性格も実に小者くさいキャラでしたが、
笛を失ってもう出来ることがなくなったからと、玉砕覚悟でクロスベルに向かったのは敵ながらグッときました。
その後赤い星座に惨殺される未来を知っていた分心揺さぶられものがあるのよねあのシーンは。

◆スカーレット
幹部3人の中だと唯一正体が明かされていませんでしたが、法剣使いだからやっぱり教会関係者かな。
Sクラの声の棒読みっぷりに笑いました。

◆ヴァルカン
ガルシア、シグムントに続き男気のある猟兵出身キャラ。嫌いじゃない。
猟兵王に一目置かれていたくらいだからそこそこ凄いやつなんでしょうね。

その他気になったモブなど

・ロジー
一人だけちょっと異彩を放ってて、隠された本性があるみたいな描かれ方だったのが気になる。
赤い月のロゼに出てきた吸血鬼なんじゃないかと疑ってみてるんだけど、
たかがモブキャラにそんな大層な設定与えるかなー、でも今作の生徒たちはもうモブってレベルじゃないしなーと堂々巡り。
後は、トマス教官が守護騎士だった場合の従騎士説なんてのもありましたね。こっちの方が有力っぽいかも。

・フリーデル
一般生徒ながらラウラフィークラスの戦闘能力を持っているかのように描かれている凄い人。
でもこの人の存在がⅦ組生徒たちの格を落としちゃってるような気がしないでもない。

・クレイン
超いい人。彼の家族が学院祭に出てくるというのが、
軌跡シリーズスタッフが本当にモブ一人一人の設定や物語を大事にしているんだなと改めて感心しました。

・ティゼル
今作の可愛いモブ幼女No.1。なおグラフィックは使い回しの模様。
トリスタの住民にも固定グラあげてくれれば……。

・ミヒュト
カーネリアの「トビー=トヴァル」は覚えてましたが、この人が出てくることはすっかり忘れていて、
終章くらいにようやくカーネリアを読み返して「ああっ、あの人カーネリアに出てたのか」とビックリ。
そしてその後、実はカーネリアの著者が彼だったと明かされてさらにビックリ。
こういうモブの一員だけど何か凄い人脈とか経歴とか持っていそうな人面白いよね。
零碧のアシュリーさんもけっこうお気に入りでした。

アナベル
各地方のモブはトリスタの住民と比べるとキャラ薄めでしたが、この人の放浪過程は面白かった。
箱入りお嬢様が釣りで生計を立てるワイルドキャラになって、
最後に実は見合いの相手がレイクロードの人間だったというオチまで付いてくる完璧っぷりである。

パチュリー(パチェリーだったかも)
帝都にいたマキアスの幼馴染の似非ヤンキー少女。
マキアスにこういう幼馴染がいたっていう意外性がキャラを広げてくれていて実にいいなと。
後、学祭のときに腐女子ゾーンに引き込まれて、
「マキアスという方は矛なのですか? 盾なのですか?」とか聞かれてたのは今作でたぶん一番笑わされたシーン。
元々マキアスとユーシスってそういう需要も狙ってるんだろうなと思ってただけにねw

・トーマ&シャル
今作の微笑ましいカップルNo.1。末永く幸せになってほしい。
逆に目障りなカップルといえば文句無しに第三学生寮正面の家に住んでいる夫婦でしょうね。

・アントン&リックス
毎度おなじみキング・オブ・モブ。ついに八等身の設定画まで公開されるとはw
「生誕祭も記念祭も大っ嫌いだー」とか新規プレイヤー置いてけぼりだよねあれ。
最後リックスだけが内戦真っ最中の帝都に向かうというシリアスモードでしたが、
よく考えるとあれ、忘れ物を取りに行ったアントンが結局列車に間に合わなかったからバラバラになっちゃったわけで、
まあどこまでいってもコメディなコンビだなあと。