あみまみ誕動画感想詰め合わせ

亜美真美誕生祭が近年まれに見る豊作っぷりだったのでいくつかてきとーに感想を。



どうにも集大成感が出てしまうマスピのステージの後で、
それを上回っていくMUSIC♪マイク持ちステージのオーラス感が素晴らしい。

アイマスのアイドルがマイクを持って歌うというだけで特別感満載ですし、
やっぱりマイクを持って歌っていると「アイドルが歌い上げている」という感覚がより強くなって(この動画は本人音源なので尚更)、
ちっとり歌唱のCメロの情感なんかがより生々しく伝わってきてジーンと来ました。
MUSICは面白い素材だと感じつつも、他の振り付けとの兼ね合いもあってなかなか混ぜづらいかなと考えていたんですが、
なるほどこういう風に活かすことができるのかーと。

あとここの「星の中で軌跡を〜」みたいなフレーズに合わせて、星のステージに足でスッと軌跡を描く演出大好きです!
…みたいなことを書こうとしてたんですが、今歌詞調べたら「星」じゃなくて「地球(ホシ)」だし「軌跡」じゃなくて「奇跡」でした。危ない危ない……。

「未来の地図」は最近じわじわと株上がってきた感じだったんですが、今回この動画でよりお気に入りになった感じがしますね。
あとりえPの動画は僕が亜美派なのを差し引いても、どっちかというと真美より亜美メインの方が好きってことが多かったんですが、
今回の誕生祭作品は真美の方に軍配上がるかなー。


中華でカンフーな歌に合わせたエネルギッシュで遊び心満載な振り付けが実に良い。
この手の楽しい曲、とりわけ亜美真美のものは本人のあどけなさやいたずらっぽさが詰まった表情・ダンスがつくことで何倍にも魅力を増しますね。この動画でちょっと化けた感が。
MA3で1,2を争うお気に入りな亜美のパヤパヤパーとかも、最初音だけだったらそんなにティンと来てなかっただろうなーと。

動画始まったときはOFA素材だとチャイナ衣装ないから勿体ないなーと思ったんですが、
OFAの真美専用衣装もなかなか見事にハマってますし、
2の方だと放課後ジャンプの振り付け使えないっていうデメリットを考えるとこっちの方が良い選択だったのかな。

同P作の「微笑んだから〜」についても書こうと思っていたんですが、
やたら長くなりそうだったので別記事で改めて…(もしくはお蔵入り)



再生し始めてからしばらく、「誰やこの美女は!?」と驚愕してました。
上の2作含めてそれぞれの差異とかに見られるように、真美は2ndアイドルでもトップクラスにニュートラルというか、方向性次第でどんなイメージにも染まるような印象があるんですが、
それにしたってここまで「素の真美」を匂わせない変貌っぷりは凄い。
色調や演出の力でここまでアイドルに魔法をかけられるものかと感心しきりでした。
「だいたい2年後まみ」っていうタイトルにはなるほど頷くしかないですね。いやでも、むしろそれ以上にも見えるか…。
終盤辺りではポップな黄色ラインやいつもの弾ける笑顔が見えたりでようやく真美らしさを実感できたのですが、
それまでは割と本気で未来から来た謎のすーぱー美女を見ているかのような感覚に陥ってました。いやあ面白い体験をさせてもらいましたわ。


てんち亜美とこあくま真美の皆を巻き込んでいく喧嘩(という名のじゃれ合い)って感じで実に愉快で微笑ましい。
でも外野も外野でやよい天使にあっさり懐柔されちゃったりとか大概自由であるw
こうなんというか、暇を持て余した亜美と真美が
「ふふふ、亜美はやよいっちを使って2人を引き込んじゃうよー」
「な、なら、真美は天使に成り済まして内側から皆を悪堕ちさせちゃうかんね」
「ええっ!? こ、こうなったら奥の手を…」
とか妄想ゲームで盛り上がっているような、そんな光景が思い浮かぶようでした。まさしく暇を持て余した神々の遊び

ただ、終盤亜美のおっぱい召喚アイデアがすごく面白かったので、
これ真美サイドにいるの春香じゃなく真だったらちょうど構図的にもっと面白かったかもなーと思ったり。具体的に何がとは言いませんが。


無印の亜美と真美は、2人で一つのアイドルを成立させる相棒。
2の亜美と真美は、別々のユニットでIA大賞という一つの栄冠を争うライバル。
ではOFAの2人はというと、なかなかそこまでサクッと一つの言葉で断定できてしまうような関係じゃなくて。
それぞれ個別に活動していて、仲間だったりライバルだったりいろいろと形を変えながら、各々栄冠を掴み取っていく。
ただ、面白いのが別々の場所に居てプロデューサーと1対1で接していても、
お互いのアイデンティティを構成する最も重大な存在として常にお互いのことを意識している、いつも2人の心の中にはもう1方が寄り添っていることで。


そういうOFA亜美真美の関係性の美が、この動画で如実に表現されているなと感じたのです。
選曲の時点でもう勝ち確定みたいなところもあるんですが、
1番サビの確かな繋がりを感じさせる同じ時別の場所の分割演出も、
後半ステージシーンの静夜やedeNの印象的な振り付けを活かした見せ方も、やはり2人の関係の美しさをより引き立てていて。
見終わったあと心地よい気分になるとともに、OFAの亜美コミュ真美コミュを見返したくなってきました。



何を隠そう、素材元の不気味遺産さんの亜美真美絵が大好きでして。
始めてTLで偶然見かけた時から一目惚れして、以降しばしば見返してはニヤニヤしています。
「○○年後の765プロ」はちょくちょく妄想してるんですが、
亜美と真美の場合、一緒にはしゃいでるのももちろんいいけど、別々の道に進ませる方がより楽しいなってタイプでして。
んで、どっちかは芸能・どっちかは医学の道に進まるのが一番面白い*1なって思うんですが、
不思議と亜美が前者、真美が後者ってイメージがあって、逆はなんかしっくり来ないんですよね。
おそらくまんま同じ設定な某ノベマスシリーズの影響もあるんでしょうが、
一番の理由は2のイメチェンの記憶から、それまでの互いの似通った生き方を変えて新たな道を見出すのは真美の方が相応しい、
無印時代の「双海亜美」として活動していた記憶から、先に退いた方の意志を受け取ってアイドル続けていくのは亜美の方が相応しい……って風に感じるからじゃないのかなと。
そしてお互いがその未来への道を歩み出し、道を違えるその瞬間にまさにドラマがあると思うわけで。
故に同じような設定でその瞬間を切り取り、万感の思いを一枚の絵で表現したこのイラストがハートに刺さったわけです。

そんな大好きなイラストをニコマスという私の主戦場の中で、
普段一枚の絵を見ている時とはまた違ったアプローチで味わえたというのは実に幸せでした。感謝です。

*1:亜美真美の医者の娘設定が好き+それ故に地頭は良くてその気になれば秀才っていう属性をつけたがるので