ミリオンライブの気になる子達

ゲッサンのコミカライズが面白かったり、
周りの熱量に当てられたりで、
ここに来てようやくミリオンライブをお勉強したいなーという機運が高まってまいりました。
ならばとサービス開始時に冷やかしで登録して以来、放置しっぱなしだったゲームを触ってみたのですが、
そこはモバマスで一度ポチポチソシャゲに挫折した私、あっというまにめんどくさくなってしまいまして。
ならばと代わりにLTPシリーズをまとめてレンタルしてきて、
さらにその流れでゲームのユニットストーリー視聴+LTH、ついでに最新のLTD2まで一気に駆け抜けてみました。

元々TLに流れてくる情報をなんとなく追っかけたりしてるだけでもシアター組全員の顔と名前が一致するくらいにはなっていたんですが、
全員の持ち歌2曲と簡単なシナリオに触れたことで、
どういうキャラクターなのか、どこに面白みがあるのかそれなりに掴めてきたんじゃないかなーって気がします。
(正直100曲超もまとめて聴いたもんだから、最後の方はあんまり頭に入ってきてなかった感ありますが)
そんなわけで、ゲーム自体は全くプレイしてない状態で、
アニマス劇場版
ゲッサンコミカライズ
・CDシリーズ
・LTHシリーズのユニットストーリー
ニコマス動画
・その他流れてくる情報など
この辺くらいで構成された今の知識とイメージを元に、ちょっとキャラ語りしてみようかなと。
37人全員に触れるのは正直めんどいので、現段階で「この子気になるなー」と食指を動かされたアイドル達だけを厳選する感じでお送りします。順番はわりとてきとー。

北沢志保

(画像は一目見てビビッときたやつをチョイスしていきます)
劇場版で印象的な役どころを演じた狂犬。そんなわけでたぶん最初に興味を持ったミリマスアイドル
頭良さそう優秀そうプロ意識高そう素直じゃなそうなVi系アイドルってのが典型的な私のツボ直撃キャラ感。
特にプロ意識高そうなのとVi属性ってのがいいですねえ。
デレアニ感想でもみくが魅力的だった的なことを書いてたけど、
基本的に伊織(特に2以降の路線)タイプがもろ自分の好みって感じなので、伊織的な要素を多く持ってるキャラは総じて好きになりがちです。なのになぜ雪歩派になってしまったのか…。
小学生メイドがどうこうみたいなコミュ?とか狙いすぎててちょい引いたけど、
クソみたいな題材でもちゃんとプライド持って真面目に演じきるっていうViアイドルとしての本気っぷりが見えるという点ではあれは非常に良いやり取りだなあと思った。
VoやDaのプロフェッショナルみたいなのは突き詰めていくとだいたいパフォーマンスの善し悪し話に行き着きがちだけど、
Viは定義が曖昧な分その辺の魅せ方に幅があって可能性いっぱいなのが素敵だと思うのですよ。だからViアイドルが好き。

にしてもクールな一匹狼で、弟がいて家庭環境に問題アリっていう如何にも千早を想起させるキャラで、
実際にLTPとか公式ゲームサイドでは割と千早と絡められること多いみたいなのに、
千早じゃなくて伊織との組み合わせをプッシュしてきたアニマススタッフの目の付け所は素晴らしかったなーと改めて。
あのいおしほ要素がなかったら劇場版時点でこの子にそんなに興味持ってなかったと思うし、
伊織との関係でプロフェッショナルViアイドルの系譜みたいなのを感じ取れなかったら、今もそこまでハマってはいなかったんじゃいかな。
演技派系Viアイドルでイメージカラーが白って共通点から雪歩との系譜もちょっと期待したくなるけど、
雪歩がカッコよく先輩風吹かして接するには、ちょっとこの子は手に余るかなー…w
まあ逆に言えば、志保相手にそういう関係性を持てるようになる雪歩とか絶対素敵なので是非見てみたいものですが。

周防桃子


一通りキャラ設定を眺めていたら一番面白そうだなと感じた子。
志保のところの文章まんま使い回しになるけど、
頭良さそう優秀そうプロ意識高そう素直じゃなそうなVi系アイドルってのが典型的な私のツボ直撃キャラ感。
この子の場合ベテラン子役で芸能経験豊富っていう設定の存在がよりその辺の要素を強調させるし、
いろいろドラマ性を感じさせて妄想が膨らませやすいのが楽しい。同じく年少ベテラン設定のあるシンデレラの岡崎泰葉さんとかもけっこう気になってる。

設定や性格上話の中心に置かれやすい子のようで、
実際LTPのドラマパートもLTHのユニットストーリーもこの子を中心に展開されていて、
そしてどちらも各シリーズのお話の中で一番出来が良かったので、名ストーリー製造機的なイメージがちょっとつきつつある。
特にLTPのドラマは頼れる先輩役としての雪歩の魅力を引き出してくれるお話だったので、雪歩派としても大変ありがたかったです。
雪歩は年下と絡んでる方が安定して魅力的という持論もあって「ゆきもも最高や! この組み合わせ定着しろ!」…と思っていたら、次のLTHストーリーでの桃子ちゃんはお姉ちゃん呼ばわりするほど春香さんにデレッデレになっていたの巻。
愛ちゃんといい雪歩は大正義メインヒロイン春香さんに持っていかれる運命なんやな…。
春香には未来ちゃんとか可奈ちゃんとかいるでしょ! ちょっとくらい譲ってあげなさい!
とか冗談めかして言ってるけど実際贔屓目抜きに、同じ演技派Vi属性で人間的にも適度に隙のある雪歩お姉ちゃんとの組み合わせの方がお互い映えると思うので、ゆきもも是非流行って欲しいものです。

よく「アイマスはわが子のようにアイドルを見守るゲーム・コンテンツ」みたいに言われてて、
今まで765ASアイドルの場合私はそんなに強く親目線でアイドルを見ていた記憶は無かったのだけれど、
この子くらいの年齢でかつ幼さを強調されると流石にそういう視点を意識してしまうなあと。
加えて家庭環境に難アリでそのためにアイドル頑張ってるみたいないじらしい設定を匂わせてるのもあって、
支えてあげたい、導いてあげたいという所謂プロデューサー目線をつい意識させられちゃうキャラだなあとか思ったり。
小学生キャラに重たそうな背景背負わせるのはやっぱズルいっすわあ…。

七尾百合子


映画出演組では一番印象薄かったんだけど、
14上半期のニコマス20選まとめ動画に4作も主演動画を送り込んでて人気っぷりにビックリさせられた子。
別に神崎蘭子さんへの当てつけというわけではないんだけど、
ありふれてる感じの邪気眼系じゃない、古いタイプの中二病と称される妄想好きキャラ付けがちょっと新鮮な気がする。
私も小さい頃から妄想大好きっ子なので親近感を覚えたり。
妄想の方向性がお姫様願望的な感じよりもヒロイックなノリに近いっぽいのもより共感しやすくて好み。
自分の中の世界を強く大きく持ってそうなViアイドルって点では雪歩の通じるものがあるのかな。

望月杏奈


ステージで意識的に別人格を演じているといういかにもViっぽいのに何故かVo属性の子。
…まあ伊織Vo律子Viというクソ采配の時点でミリオンの属性は全く信用できな(ry
雪歩よろしくおとなしい子がステージでは化けるって設定そのものが好きなんだけど、
この子はさらにそこを意識的に切り替えてるっていうのが面白い。いろいろ掘り下げがいありそうで楽しい設定。
あとはゲーム好き同士で亜美真美と仲がいいみたいなのが好き。
メイン扱いじゃないからチョイスしなかったけど、真美と背中合わせで楽器弾いてる絵がとても良かったです。

松田亜利沙


何といっても熱狂的アイドルオタクのアイドルって設定がツボ
元々こういう設定の子いたら面白いだろうなーと思っていた節があるのでわりとドンピシャ感。
誰よりもその道を愛し研究し尽くしている子が自らも〜っていうシチュは滾るものがありますよね。
凡人設定とか努力家設定とか、妄想でいろいろ付け足しては勝手に応援したくなってしまうタイプです。
是非876の絵理ちゃんみたいに、分析と対策で強敵に挑むみたいなのをやってほしいものである。
キャラ付けがコメディ寄りすぎるのはちょっと自分の好みとズレるかなって感じもあるんだけど、
こういう路線じゃないと、未来や可奈のポジションを食いかねない設定強度なのかもなあ…とか春香さんとのツーショットを見ながら思ったり。

箱崎星梨花


OFAのモデルが全ゲストアイドル中ブッチギリでかわいい!(当社比)
…というのに、ニコニコにあがった動画についていたコメントが
「せりかちゃんかわいい」よりも「もちょかわいい」っていうものばっかりで凄くガッカリした記憶が強くて、今でも見てると複雑な気持ちになるキャラクター。
元々伊織の歌に対して思考停止でくぎゅうううみたいなコメントされてるのとかもあんま好きじゃないけど、
キャラクターに対して声優の名前で呼びかけるのは致命的な一線を越えられた感がなあ……。

最上静香


OFAのモデルの出来がイマイチだった(当社比)のと、
Voのクールで気難しい優等生とかどうせ千早二世的なキャラクターなんでしょ的な先入観があったのとであんま興味持ってなかったんだけど、
ゲッサンコミカライズを読んだらちゃんと魅力的なキャラクターですいませんでしたー!な感じに。
思ってたよりも天才肌じゃない普通の子で、
思ってたよりも幼くて、
そして思ってたよりもずっと熱いキャラなのが良かったですね。
千早は如何にもアオレンジャーポジションなキャラクターだけど、
この子はわりと主人公的な要素持ちなのが良い差別化になってるなと思います。実際ゲッサン2巻までは主人公っぽい感じだし。
志保にめんどくさい成分を投げたからか、
仲間意識が強く和を大事にするタイプなのも青ポジションっぽくなくて好印象。

春日未来


同じくゲッサンコミカライズで興味を持ったメインヒロイン。
春香や卯月よりも愛ちゃんに近い感じな、少年漫画的ノリの熱血バカなのが良いですね。
〝後輩ポジション"の主役としては、こういう向こう見ずひたむき一直線な感じの方が収まりよいなあと。
ミリオンライブがもしアニメ化した暁には、メインヒロインが終盤で欝化する伝統を是非とも打ち破ってほしいものです。

個人的にはVo属性じゃなくてDaならなお好みだったかなーなんて思ってたり。
ミリオン信号機ははるちはみきと合わせてVoVoViなんだろうけど、
またVoのメインヒロインかーってなる一方でDaのメインって全然いないし*1
ミリオンだとより歌が好きキャラを強調されてる可奈ちゃんもいるわけだから、
元気っ子キャラでそっちでも通用しそうな未来は初のDaメインヒロインでいってほしかったなーと。
LTPでDaのエース響と組んでるところを見るとよりそう思いますね。

しかしまあ、ミリオンの世界観にとっつきやすくなるフックになってくれたうえに、
メイン2人の魅力に気付かせてくれたゲッサンコミカライズはホントいい仕事してくれましたねえ。
このままいけば少なくともアイマスコミカライズ史上No.2評価は堅いかなあと。
唯一まだティンときてない翼も、もうすぐ発売な3巻のメイン展開で引き込んでくれるのか期待したいところ。

馬場このみ


楽曲総選挙動画持ち歌の圧倒的人気っぷりに驚かされたミリオン最年長。
実際二曲ともクオリティ高い上に、あのビジュアルとのギャップ効果も合わされば支持集まるのも合点がいくというもの。
それでいて中身はちゃんと頼れるお姉さんなので、ああいう歌を歌うシチュエーションもちゃんと様になるのも良いところ。
既に正統派おっとり系お姉さんなあずささんがいるその上を設けるにあたって、
こういう子供っぽさを兼ね備えて適度に隙があるけど、根はしっかりものっていうキャラを最年長の位置に置いたのは、
全体のバランスとかを見てもいい感じに作用してるんじゃないかなーという気がします。

所恵美


舌っ足らずな感じの独特の声と喋り方が、いい感じにゆるーい現代っ子女子高生感出てて癖になる。
初期持ち歌のアフタースクールパーリータイムがその辺の魅力ギッシリ詰まってるうえに、
ドラマパートでもバリバリ活躍するのでLTP04聴いて一気に注目度上昇しました。
外見の第一印象が「茶髪にした美希」で、
実際にスタイル抜群でファッションも派手な感じ、
現代的でコミュ力高しとどこを見ても華のある要素満載なのに、
どことなくサポートタイプでバイプレイヤー志向な匂いが漂ってくるのが面白いなあと。
相棒扱いな田中琴葉さんがザ・正統派メインヒロイン系キャラっぽいのが余計にそこを際立たせてる感あって楽しいです。

あとは琴葉に島原エレナも加えた三人によるトリオユニットが推されてるのも、ユニット内でのポジションとかいろいろ妄想させられることでそれぞれのキャラが立っていくのでデカいですね。
シンデレラでいえばトラプリは言わずもがな、
フリルドスクエアなんかは個々は地味目なのにユニット展開でかなりキャラ立ちしている感じがするので、
ユニット推し展開はもっと積極的に広げていって良いんじゃないかなーと思ってます。
あんまプッシュしすぎると可能性狭まりそうなのが悩みどころではありますが…。

矢吹可奈


劇場版で大役に抜擢されたシンデレラガール。
原作では主に千早をリスペクトしてるらしいので、映画でああなったのはメインヒロインの根回しがあったに違いない。
元々、歌が下手っぴだけど大好きで故に猛練習する努力家っていう設定で主役属性強いけど、
加えて映画で大正義メインヒロイン天海春香の後継者感もある役回りを演じた故に、
春日未来とは別の角度からもう1人のメインヒロイン的な属性を得た感あって、非常に面白い立ち位置にいるなあと。
性格は未来も可奈も共に熱血ど根性系ではあるけれど、
可奈の方がコンプレックスや弱気を強調されていて晩成感漂ってるのがポイントでしょうか。

とりあえず今のところ関心の度合いが強いのはこの辺かしら。
あとはキャラ的にはそうでもないけれど、麗花瑞希莉緒風花辺りは曲の出来がすごくよかった気がします。
この辺がまさにそうなんだけど、ミリオンの曲は全体的にオシャレ系が数質共に強い印象が生まれました。
「dear…」ほかを作曲したKOHさんの発掘とかがやっぱりデカいのかしら。

キャラ単体では現時点だと志保と桃子がツートップって感じでしょうか。
んで765AS&シアター組の組み合わせでは、ちょうどそこに765のツートップを組み合わせたいおしほ(伊織&志保)とゆきもも(雪歩&桃子)がキテる感じ。
積み上げてきた歴史の差とかもあって、
元祖メンバーとの組み合わせだとやっぱり先輩後輩・師弟色の出てるものが一番しっくり来るし魅力的に感じるんだけど、
今のところこの2組以外にはそれほど滾るペアは見当たらないかな。強いて言えば時点ははるかな(春香&可奈)かしら。

そしてシアター組同士の組み合わせだと、これはもうブッチギリでしずしほ(静香&志保)が熱いですね!
同世代・共にクール系で反発しあう2人っていう如何にもなライバル的関係に加えて、
千早成分を2人で分けあってる表裏一体感が大変美しくて映える。
父親に反発する静香と父親を求める志保、
和を大切にする静香と一匹狼な志保…辺りの対照っぷりはドラマ性の塊でワクワクしちゃいますね。
加えて両者とそれぞれ関係性の深い未来・可奈が前述したように天海春香を継ぐ2人なわけで、
これを合わせて四角形構造で見ると、
みらしずが表のはるちは枠、かなしほが裏のはるちは枠的な趣が出てきてまた面白い。
春香と千早の後釜という偉大で重たいポジションを未来と静香だけでは背負いきれないかもしれないけれど、
でも可奈志保がもう1つのはるちはとして作用すれば、4人2組ならはるちはを継げる・超えられる的なストーリー性を妄想してると楽しくなってきちゃいます。
未来・静香はともかく可奈志保がこういうドラマ性を得たのは当然劇場版の影響がデカイわけで、
偶然なのかそれとも狙い通りなのか……何にせよあの映画はミリオンライブに非常に大きなものを残したんだなあと今更ながら気づいたり。

ミリオンライブ全体で見ても、今のところはこの静香と志保の関係、さらにそこに未来可奈を加えた構造の美が一番妄想のしがいがあって楽しい所になるかなあ。
765ASくらい簡単に扱えるPV素材が揃ってたら、静香リーダーのユニットと志保リーダーのユニットがフェスで火花を散らすみたいな動画作ってみたかったなーとか言ってみたり。
志保は可奈とかの支えを受けながら頼れるエースに成長してユニットを引っ張っていって、
一方そんな志保に離された静香は悩んだ末に、「個人で勝てなくてもチームで勝つ」というスラムダンク魚住的な結論に行き着いて、未来や翼を支える側に注力する……みたいな展開が私好みですね。

ともかくそんな感じで、ようやくミリオンライブをちゃんと楽しむための一歩を踏み出せた感じの今日この頃なのでした。
とはいえ如何せんコンテンツの最中心であるゲームに全く触れてないわけだから、
ちゃんと楽しめてるか、理解できてるのか怪しいものですが…w
おそらく今後もソシャゲをプレイすることは無さそうなので、
ゲッサン以外にもう一つくらい物語を楽しむ大きな柱が欲しいところ。
もしかしたらいずれくるかもしれないTVアニメ化辺りがその穴を埋めることになるのかなあ。

*1:シンデレラは卯月Vi 凛Vo 未央Daみたいな説もあるらしいけど、ぷちデレラのステータス配分だと卯月フラット、凛Vo、未央Viらしいので微妙なところ