はじめてのVRF

レビュアーとしても少しだけ関わらさせてもらった「VERROCK FESTIVAL '11」。
僕は去年のものは見ていないので、今回が初体験でした。
まあリアルの都合で、2日目と3日目終盤しか見られなかったんですがね……

以下総括というか、感じたことを思うがままに書きなぐっていった乱文です。
(これからタイムシフトで見る予定の人は、ネタバレがあるので気を付けてね!)

大雑把な感想としては、なるほどこういうイベントなのかぁという感じ。
各々のPが30分間自分の動画を流す、という趣旨は理解していましたが、
実際に体感してみると、今までのニコマスにはない新鮮さがあってなかなか面白いものですね。
特にふらいんP枠・そいP枠みたいな、全部の動画をストレートに繋いで一つの流れを形成する手法が僕好みでした。
コメントの数に反して、かなりコアなニコマス民向けなだけに視聴者数はそれほど多くなかったみたいですが、(といっても十分規模大きいですが)
新しい形のニコマスイベントとして、もっと広がっていっても面白いのになぁと思います。

新しいと言えば、完全に「P」が主役のイベントだってのも僕としては新鮮でした。
音楽フェスでいえばアーティストがP、音楽が動画、楽器がアイドルって感じ?(この例え酷いな……)
ただ前にも書きましたが、僕はそこまで製作者側への関心が強いわけではないので、
この点に関しては別にプラスとして働くことはなかったかな。
いや別にマイナスになったってわけでもないんですが。

後、実は僕こういう規模の大きい生放送イベントって初めてだったので、
(……といっても、ニコマスでは他にハルカニくらいしかこのレベルのイベント無いんですがw)
その辺に関してもいろいろ思う所があったり。
僕だけかもしれませんが、リアルタイムで追ってるとテンションが上がる一方で、タイムシフトで見ると周りの熱に置いて行かれちゃうんだよね。
いやそういう一面はカクテルとか24・27時間SPみたいな他のイベントでもあって、
実際僕はいまだにカクテル3と24時間テレビの後追い視聴をしていないわけですが、
そういう「疑似リアルタイム」のイベントよりも、「完全リアルタイム」のVRFはよりその面が濃く出るように思います。

生だとみんなで同じ時間を共有しているせいか、みんな「熱気にあてられた」感じですげぇ盛り上がってて、
僕自身もそれなりに当てられていたためにその流れの中に身を任せることが出来たんできました。
でもタイムシフトで一人で見ていると、「え、み、みんななんでこんなにテンション高いの……」って感じになっちゃいますw
そんな感じで、タイムシフトは一部の気になる枠以外は見てませんごめんなさい。
ただ、リアルタイムで見ているときも「ここがニコマス最高峰」「伝説の瞬間」みたいなコメントを見かけたときは、
「お、おう……」と少し冷めた感じだったので、みんなほどテンション上がってなかったのかもしれんなー。
(自分の中での伝説、最高峰って意味なのかもしれないけど)


……と、ここまでの文章は日曜日・イベント終了直後に書いていたんですが、
その後タイムシフトで見た赤ペンPの枠では「え? みんな熱量足りてなくね?」ってくらい興奮したので、
単に僕がステージもので人より盛り上がれなくて、ストーリーPVで人一倍盛り上がる人間ってだけだったのかもしれません。
ここまでの文章はなんだったんだって話ですね全く。

枠単位だと、上記の通り赤ペンP枠がぶっちぎりでよかったです。
前半のカクテルネタでは大いに笑わせていただいたし、
「Are you gonna be…」以降の流れはもう、安っぽい言い方ですが鳥肌立ちっぱなしでした。
ここで語りだすと長ったらしくなりそうなので、
時間があれば単体で感想書きたいなー。時間があればね、うん。

次点はそいP枠ですね。
実は僕、そいPのVRF先行動画(はるちはのやつ)を、「ああ、これ俺には合わないわー」って感じて途中で見るの止めちゃったんですよね。
(逆に世界観が好きだったのは「赤橙」、好きとか苦手とか関係なく押し切られたのがゆきまこの作品ってところです)
でも今回は「枠」の中の一つだったから苦手でも最後まで見たわけですが、
好きな物語も、そういう苦手な物語も、
ラストのパートで全部受けとめて、そしてひっくり返すという展開のカタルシスが物凄かったです。
なまじ苦手なものも混じってた分、余計にその爽快さも上乗せされました。
実にそいPらしい切り口で、いやもう見事だなぁとただただ感心させられました。
あそこの動画は単品ではなく、是非一連の流れの中で味わってほしいです。

この2人の枠が僕の中だとずば抜けてる感じかな。
以下、残りのPの枠から印象的だったものをいくつかチョイス。

・わるつP枠のゆるーい前半から後半への緩急がたまらんw

・上の方でも少しふれたけど、ふらいんP枠の構成が素敵だった。
 基本緩いノリで気楽に見れるのが何より素敵で、「萌」から「POWER GATE」に至る流れも素敵だなぁと。

・最近デビューした神風Pは弾が少なくて大変じゃないかなーと思っていましたが、すげぇ頑張ってましたね。
 30分の中であの処女作をどう扱うかに関心を寄せていたのんですが、「そうきたかーw」って感じです。
 ところで、匿名希望さん的には三度目の神風は吹いたのかどうか気になるところw

・めちゃくちゃ話題になってましたが、しょじょんP枠は何かもう圧倒的でした。
 さっきはあんなこと書いたけど、ここに限っては伝説扱いされても納得できる。特に千早派にとっては…ねぇ。
 hscツンデレーションがきたときの伊織派とかの衝撃があんな感じなのかな。当時の反響よく知らないんだけど。

・ペンタP枠の翌日に愛ちゃんDLC発表とかよく出来たシナリオにも程があるわwww
あの発表の前にこの枠を見るのが間に合わなかったのが凄く残念。

・好きな枠トップ2は両方ストーリーもの中心だったわけだけで、ステージダンスPVでは蜂Pが圧巻だった。
 新作大量投入して全編オールスターPVとかタイムシフトでも盛り上がらずにはいられませんでしたわ。
 特にあの二作に挟まれてもなお存在感のあった「No surrender」がよかったですね。原曲からして大好きですし。

枠単位についてはこんなところで、次は作品単位の話。
僕としてはこっちの方が語っていて楽しいので、そのうちもうちょっとまともなものを書き直すかも。

赤ペンPの新作は「暴れ出す」「Sayling day」共によかったんだけど、
あの流れの中でみてこそ、という感じなので単体での評価が凄く難しい。
特にSayling dayの方は単体で見ると全然思い入れが変わってくるんだよなー。
20選マジでどうしよう、悩むなぁ……


それ以外だと、りずPの「覚えてていいよ」が一番のお気に入りです。
2日目は僕の初VRFだったわけですが、開始早々いきなり僕をあの熱気の中に放り込んでくれました。
2011デビューPは他にも一日の最初にああいうものを持ってきたつばめPや、
一つの集大成ともいえるドーパンメドレーを披露したcrongP、それに他の三人もみんな凄くて、
ヤバい面子を揃えてきたもんだなーと改めて実感しました。


FRISKPのラスト動画はいろいろぶっ飛んでました。
個人的に、「crazyは超名作だしトリに相応しい動画だけど、でも何かあれで終わってほしくないんだよなー」と密かに思っていたので、
crazy以外で大トリを飾れる動画を持ってきたことがすげぇ嬉しかった。
ラストってイベントへの印象全体に影響しそうなので、それだけにFRISKPはホントいい仕事したなーと思います。


ごまPのエソラがめちゃくちゃ嬉しかった。
僕はミスチルが大好きなんですが、権利者削除の関係もあってかニコマスではあまり使われていなくて、
しかもその数少ない作品の中に「箒星」「sign」という超名作があったりするもんだから、
ニコマスにおけるミスチル動画は凄く特別で複雑なものになっているんですよね。
そこにあんなド直球で素敵な動画を持ってきてくれて、何というかもうただただ感謝。


うしわかPのワンダーフォゲールに衝撃を受けた。
ステージものであれだけ力のあるゆきまこPVって初めて見たかもしれない。
初めて知った、というか今まで見逃していたゆきまこの一面を覗かせてくれた、そんな動画でした。


デビュー作からああいうものを見せてくれたしぇるPに、ストーリーPV好きとしては今後に期待せずにはいらないですw
最近竜宮小町のストーリーPVにはいろいろ思う所があって、もしかしたら赤ペンP枠の感想と合わせて何か書くかも。
まあ時間があれば、なんだけどね。
アニマス最終回以降の怒涛のスケジュールを思うと書ける気がしない……

ひとまずこんなもんでいいかなー。

いろいろ好き放題書いたけど、凄く楽しいイベントだったし、来年もあれば是非見たいです。
後、EDに自分の名前が載ってたのはちょっとくるものがありました。
ちゃんとしたレビューになってるんだかどうだかわかんない文章をちょこっと書いただけなんですがねw
でも楽しく貴重な経験でしたので、機会をくださった運営の皆さんには感謝してます。

そして最後に、イベントに携わった全ての人に
「三日間お疲れ様でした」と、
「楽しいひとときをありがとう」と、
労いと感謝の言葉を書き残しておきます。