まさに集大成にして最高傑作
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すごく個人的な話になりますが、
僕はツイッターで動画について呟く際、必ず一言感想を添えるようにしています。
理由は、なんでその動画について呟きたいと思ったかを明らかにしたいから。
それと、自分の動画の感想を追っている人に、
少しでも気持ちが届けばいいなーという思っているから。
んでまあ、この動画についても感想を添えて呟こうとしたんですが、
一言でスパッと感想を書くのが非常に難しくて、断念しました。
だからブログで改めて、
「『これはどういう動画で、どういうところが気になったか』みたいなことをじっくり書こう」
……と思っていたんですが、
製作者本人がいろいろと詳しく語ってくれていたから、何かもういいやって気分になっちゃったw
本人が語っている通り、
この動画は、今までの過去作品の集大成的な作りになってます。
一度は引退しようとした（？）彼が、
（僕はあんまり作者の事情とかは気にしないタイプなので、詳しい背景とかは知りません）
動画のタイトルやP名を付けないスタンスで各アイドルの作品を作り続け、
その集大成となっているのがこの春香を中心としたオールスター。
僕も雪歩や美希の作品が印象に残っていたので、
ここの背景ですぐに、
「ああなるほど、過去の動画を踏まえた作品なんだなー」
と気づくことは出来ました。
でも正直言って、使われた動画を全て見ていたわけではありません。
一番密接に関わりのある「見えない」という作品も未視聴でした。
だから、この動画の全てを味わえたとは思えない。
さらに人によっては、僕以上に動画の背景が分からなかったはず。
そういう点では、製作者自身の言うとおり、やや「閉じた動画」であることは否めません。
まあ元々、製作者の意図なんてのは本人ほど理解できる人はいなくて当然です。
そして特にこの動画に関しては、
製作者がいろいろと悩んできた間の様々な思いと、
その期間に作ってきた動画の積み重ねがあって成り立っているものですから、
きっと彼と僕の目に見えるものは大きな違いがあるのでしょう。
でも、それでも確かに心に響くものがあるんですよ。
例え「閉じた動画」であったとしても、この動画は事実たくさんの人に支持されました。
もちろん映像的な凄さ・面白さ故に評価されてるってのもあるんだろうけど、
でもたぶんそれだけじゃなくて、
この動画に込められた様々な思いが、過去の動画の積み重ねが、
自覚は伴わずとも、見る人の心に何かしらの影響を与えているはず。
僕もそういうものを感じ取ったからこそ、
この動画の感想を一言で表すことに行き詰ったんじゃないかな。
……何か動画の感想だかなんだか分からん文章になっちゃったので、
申し訳程度に、「例のシーン」について書いておこうw
「おおおおお」みたいな興奮を示すコメントがたくさんついていましたが、
本当にそんな声をあげそうになった最高のシーンでした。
「壁の内と外の春香が邂逅し、内の春香が外へ飛び出す」
という形でILHのダンスを使うという発想だけでもピカイチですが、
ごまえーダンスで一度退出し、内の春香が切なそうに歌う直前のシーンが、よりカタルシスを高めています。
各アイドルがみんな自分の持ち歌ダンスだった分、
あそこがごまえーダンスであることの必然性があったのも素晴らしい。
そしてこのシーンの前後の流れまで含めると、
ワンマンライブからオールスターライブへという変化の瞬間であるということが、
さらにこのシーンの価値を高めています。
今年見たPVでも一・二を争う名シーンかもしれないなー。
RidgerPの「目覚め」を見たときもILHのあのシーンのポテンシャルを感じましたが、
今回改めて、魅せ方次第では最高の山場にすらなれるんだなーとしみじみ。
今後もあのシーンの面白い使い方をする動画の登場に期待してますw
ブログの文章曰く、製作者の方は今回の作品までで一つの区切りとして考えていたようですね。
ここで引退するか、動画作りを続けるかはもちろん個人の自由です。
ただ自分としては、集大成であり一つの区切りであった今回の動画を経て、
その先にどのような作品が生まれていくのか、是非見続けていきたいなー。
