終盤戦の幕開け! アイマスクエストⅣ 123話 「闇の道」 感想


ておくれPが投票所に「第9章開始」と書いているように、
前回で一つ大きな区切りがついて、いよいよ今回から終盤戦の幕開け!って回でしたね。
もうここまできたら全力で物語の行く末を見守るしかないね、うん。

(以下ネタバレ含みます!)

いざ、地の底へ


決戦出発前のワンシーン、亜美とルーシアのやり取りがいいですねえ。
この先の展開次第ではもうルーシアと会う機会が無いかもしれないんですよね。
そして亜美にとって、この世界での思い出のほとんどはルーシアと過ごした時間だったんだということを考えると、非常にグッとくるものがあります。
こういう別れの挨拶をちゃんと挟んでくれるのは嬉しいところ。
にしてもルーシアの適度なお茶目さをもった優しいお姉さんっぷりは素敵だなあ。
今回も「花」をバックに流れるあらすじでいきなりしんみりしそうになったところで、あの和やかな開幕。いやーもっと見ていたいNPCキャラですわ……w


そして亜美の取った行動はまさかの経験値譲渡。いやある意味原作通りではあるんですがw
16万超の経験値ってのは驚異的ですね。原作マスドラは1万しかくれないのに……。
一人レベルが劣っていた春香のパワーアップは嬉しいものの、すっかり亜美ファンとなりつつある自分としては亜美の弱体化がちと残念かなぁ。ドランはレベル1でも十分戦力にはなるんですが。

春香はレベル的にはついにギガデインを使えるところまできましたね。
Ⅰ・Ⅱ他歴代の勇者がギガデインを使えなかった理由づけもされて、
伝説の勇者ロト=閣下の最強呪文を春香が継承するという熱すぎる展開へのお膳立ても整った。
ておくれPがどういうところでこのカードを切ってくるか、いまからワクワクが止まりませんわ。そしてもう一つの呪文の方も……。

だいまどう


もうちょっと引っ張るかと思っていたんですが、以外にもここであっさりだいまどうの設定公開が。
Ⅲのアークマージ→Ⅰのだいまどうときて今の姿に至るわけですね。やっぱりⅠの同名モンスターは関連付けされたかぁ。
そしてその目的は、「大魔王ゾーマの復活」。なるほどそうきたかーと舌を巻きました。



改めて見返すと、114話のこのシーンとかはだいまどうがゾーマの忠臣であることを示していたということなのかな。
マスクエで引っかかりを覚えた会話は後々にちゃんと理由がわかってくるので気持ちいいですわ。

しかし、だいまどうの立場・目的が分かったのは個人的に今回最大の収穫ですね。
今回の情報により、微妙にややこしく感じていた勢力関係が一気に整理されたのではないかなーと。
現在は予言の元にアイドルズとピサロが原作通り対立していて、
そこに原作にはプラス要素であるルビス・だいまどうがそれぞれ策を張り巡らし物語をかき乱している。
ルビスはまだしもだいまどうの方はイマイチよく分からんなーと頭を悩ませていたのですが、なるほどある意味ルビスと対になる存在だったのかと。
異世界の魂が運命を捻じ曲げる可能性」に目をつけ、世界を本来の運命よりも光に偏らせようとしている(?)のがルビス。
逆に、同じものに目をつけながら、闇に偏らせる(=ゾーマの復活)を企んでいるのがだいまどう。
こういう関係の2人がDQ4原作ストーリーに思惑を絡ませあっているのだと解すると、
グッとそれぞれの関係が分かりやすくなり、わりと早く8章に収拾がつきそうな感じがしてきました。
ゾーマ絡みということで、ておくれPがほとんどオリキャラにも近いようなこいつをここまで取り上げた意図にも納得がつき、ますます今後の展開が楽しみになってきたところ。

ダンジョン突入


春香のレベルが上位3人に追い付いたことで、失礼ながらくっきり1・2軍が分かれたみたいな感じになりましたね。
勇者+いろいろとプラス補正がかかった呪われトリオという構成の1軍は原作デスピサロくらいはあっさり倒しちゃいそうな強者臭が。
とはいえ原作的にアリーナの強さはわざわざ述べるまでもなく、
特殊行動の発生回数増加やベギラゴン破邪の剣でトルネコは強化されており、
何よりステータス以上に圧倒的な信頼感を持つブラ伊織がいる2軍側も十分安心してみていられるのですが。


お留守番組の会話では、何気に気になっていた「ラーの鏡ピサロに効くか」という話題が……うんやっぱり効かないよね。知ってたw
でも切り札となるほどの利用価値がまだあるようで……う〜んイマイチ想像がつかない。
神の姿を映すもの、というのがやっぱり関係あるのかなぁ。


ここの4人のやり取りは印象深かったです。
まこまみの微笑ましいやり取りを見て笑いながら涙をこぼす春香さんの胸中、
そして「皆で戦えるようになるとは思わなかった」という台詞の重みがズシリと乗っかってきます。周りが全員離脱経験者な分余計に。

過去のいろんなしがらみを引きづる様子を見せない美希と、
今でも呪われていた時のアレコレを抱え込みながら戦っている雪歩との対話にも注目ですね。
死亡離脱する気でいる雪歩の心にふれるものがあったらよいのですが……。

あと、このときの美希の表情もちょっと気になる。
自分の魔法で傷を負ったオーリンのこととか、命を削って自分を回復させたミネアのこととかが引っかかってるのかなー、と想像を巡らせる。

エドガンの娘



「やっぱりそっちだったかああああああああ!」と思わず叫びそうになりました。
今回の展開はあからさまに「美希と見せかけてあずさ」って流れに見せていましたが、

ベルザブルが使おうとした呪文はやはり、あずさとルビスだけが使える「完全版メガザル」になるのかな?
もしこれを操っていたのが大魔道なら、彼の言う「エドガンの娘」はあずささんである確率が高くなりますね。
113話の感想より)

わた胡桃坂さんは113話の時点でメガザルが目的なところまで見抜いてましたよフフフ(ドヤ顔)
こういうフラグに気づけていたことがわかると嬉しくなりますね。緊迫した展開なのに思わず一瞬ニヤけちゃいそうだったw

春香以外のアイドルの中では美希が準主役級だと言われていましたが、あずささんも何気にかなりのキーキャラになってますよね。
今回のあずさの独白からするに、あずささんが普通の回復呪文の枠を超えた「神の奇跡」を使えるのは、ルビスの力によるものだってことでいいのかな。
あずささんに目を付けた理由は今までのマスクエを見ていると多少察しがつきますが、
ルビスがあずささんを使ってどういう方向に運命を持っていこうとしているかまではまだ不透明だなぁ。
まあ今はそれよりも、目先にだいまどうの行動に注目せざるを得ないわけですがw
いざ最終決戦へというところでいきなりの一名離脱、いやはやもうハラハラドキドキが尽きない終盤戦のはじまりですねえ。