今後のアイマスの展望と世代交代に思いを巡らせる

ライブでの新情報についてはだいたい昨日書いたけど、ついでに今後のアイマスについて日頃考えていることアレコレを書き殴っておこうかなと。
ひとまず今回の発表からすると、もうしばらくは2ndvision路線を継続していくようですね。
では3rdvisionにはいつ移行するかという疑問が浮かぶわけですが、やっぱり第一に考えられるのは2年後・10周年というちょうど区切りのよいタイミングになるかなと。思い返せばアイマス2が発表されたのも5周年ライブの時でしたし……。
そこで先日参入が発表されたPS4の新作なんかが発表されて、それが3rdの中核の一つを担うことになるとか?

3rdの担い手となるそのソフトがどういう形になるのかは……正直全く見当が使いないですw
というか可能性が多すぎて絞り切れない、って感じですね。
2ndの半ば頃から、ゲームだけじゃなくアニメとソーシャルゲームという大きな軸が出来て。
キャラクターとしても、従来の765組に加えシンデレラガールズと765シアターオールスター*1という一大勢力が出来上がった。特にモバマスのドル箱コンテンツっぷりを放っておくという手は無いでしょう。
それに公式がモバグリじゃなくデレマスミリマス呼称を推奨していることから考えても、
どうやらこの子たちをソシャゲだけに止めておくつもりはないっぽい。

どのアイドルを中心に据えるのか、どういう形式のゲームにするのか。
その選択次第で想起し得るビジョンがいくつもあって、現段階ではまだはっきりとした形を見出せないです。

3rdvisionの展望を語るにおいて、度々用いられるのが「世代交代」の4文字。
そのワードが出る度いろんな派閥の人が論争を繰り広げる光景をもう飽きるくらい見てきて、僕自身もいろいろ思いを巡らせてきましたが、
現段階においては、765を「交代させる」というのはまだまだ無いんじゃないかなーというのが僕の考えです。
まだまだ765支持強しな今の状況で、「これからは新しい子たちが中心になります!」ってのはやっぱりリスキーだし、
保険として765を残しておけば、新世代アイドル路線がこけた後でも軌道修正が効きますもの。

でも、2のときのように765の設定をリセットしてもう一度リスタート……なんて手法は何度も使えるものじゃない。いつまでも765中心で引っ張り続けるのは限界がある。
そういう問題はもちろん公式側だって認識していると思います。
だから3rdでは、765は765で残したまま、もう一本新しい柱になれる勢力を擁立して、
その新世代一本で行けるという手ごたえを感じたら、4thvision辺りで765はようやく一線から退いて「世代交代」らしきものがなされる。
そんな計画を思い描いているんじゃないかなと。というかそうであってほしい。
いつまでも765に取って代われる器が生まれなかったらどうなるんだって問題は残るけど。

僕としても、既にだいぶ成熟した765組だけじゃなく、もっと真っ新なフレッシュアイドルも一からプロデュースしてみたいという気持ちはやっぱりあります。
なので3rdで是非765以外での本格プロデュースゲームを一つ作ってほしいところなのですが、ではその対象となり、765と並ぶ中心そして後の新時代を担う候補となるアイドルはどこから持ってくるのか。
とりあえず以下の3つが候補として思い浮かびます。

1.シンデレラガールズ
2.765シアターオールスター
3.完全新規アイドル

僕の理想としては、何度か語っているように3の「完全新規アイドル」なのですが、
その場合パッと思いつく問題が2つあります。
まず一つは、その場合モバマスグリマスのアイドルはどうなるんやって事ですね。
全く未知数の新アイドルより、既にある程度支持を得ている彼女たちの方が見通しが立ち易いでしょうし、
それに彼女たちを差し置いて新キャラのプロデュースゲーム発売となると、彼女たちのファンが黙っちゃいないかもしれない。ただでさえいろんな立場の人がいて論争の絶えない状況ですしw

それからもう一つ。これは以前指摘されるまで気づかなかったんですが、中の人ライブ関連の問題もあるかなと。
僕の中ではライブの優先度ってかなり低くて、
中の人のライブに配慮して2次元アイドルたちの可能性を狭めるのは勘弁してくれとまで思ってるんですが、
しかしまあ、実際のところライブをはじめ中の人の活動が非常に重要度が高いこと、
ゲームやアニメよりもそっちを第一に付いてきてるファンが少なからずいることは認めざるを得ない。
そして、そのような活動を新規参入の声優さんにいきなり求めるのは厳しいかもしれないなと。
765組の中の人、特に発足時のメンバーはアイマスがマイナーコンテンツだった頃から、
その歩みとともに自身も経験を積み、徐々に舞台の規模をステップアップしてきたわけですが、
今やアイマスライブは5桁単位の観衆を動員するビッグイベントであり、
これからの人たちは、じっくり経験を積む余地もいきなりそんな大舞台からのスタートになるわけですよね。
ライブのことはあまり詳しくないのですが、
これまで経験豊富なメンバーのパフォーマンスで引っ張っていたところに、
いきなりド新人が新しい中心メンバーとして放り込まれるのはキツいんじゃないかなと。
アリーナやら何やらの大観衆の前で大腸のジェラシーみたいな感じになるかもしれないし……。
ライブの存在は年齢的な意味ではいつまでも765を中心に据えるのは厳しいということに繋がるけれど、
逆にライブがあるからこそ、765を中心から外すのが難しいようにも思えるのです。
その点モバマスグリマスの中の人たちは、今回のようにあくまで765中心のライブのゲストメンバー的な形で経験を積んでいたりして、
やっぱり新しいアイドルがいきなり中心に座るよりは、中の人の存在を着々とファンに馴染ませているモバグリ等の方が可能性高いんでないかなーなんて。
中の人事情にはてんで疎いので、なんか変なこと言ってたらごめんなさいm(_ _)m

モバマスとグリマスについては、とりあえず人気的には圧倒的にモバマスに軍配があがるでしょうね。
蘭子や幸子や凛といったトップメンバーは、何かもう人気順で765組の間にも食い込めるんじゃないかとすら感じさせられますし。
ただ、モバマスは圧倒的な人数の多さに加えて、
一部キャラクターのアクの強さだとか、
人気が出たキャラに後から声優さんがつくスタイルだとか、
その中に中々ライブには呼べなそうな大人気の人が混ざってたりだとか、
その他いろんな要素を鑑みるに、新しい中心として公式が意図しているとは思えなかったりもするんですよね。
一部キャラだけを厳選して新世代メンバーにするっていう方法もあるだろうし、初期のころは僕もそうなるかもって考えてたけど、
モバマスというコンテンツのあり方を見ていると、一部少数だけ選んで後は切り捨てってやり方は取らないんじゃないかと思えてきました。
しかしこの人気コンテンツを発展させないというのもまたあり得ないので、
モバマスはおそらく本家とは離れたところで独自路線展開していくんじゃないかなと。
個人的にはそろそろVitaか3DS辺りで一本、モバマスオールスター中心のコンシューマーゲームを出してくるかもしれないと予想してます。
アイマス2に先駆けてDSが2ndvision第一弾として登場したように、
それが3rdvisionの先鋒的位置づけになるかもしれませんね。
歌も踊りも声も無くて、果たしてどういう内容になるかはさっぱり読めないけど。

となると、残るグリマスのアイドルが一番新しい中心メンバーに据えやすいのかなという気はします
初めから全員に声優さんがついてたりと公式も今後の展開を見据えているようだし、
765メンバーと積極的に絡めているのも765ファンに馴染ませようとしているよう思えますし。
個人的にはアニマスデザインなのが引っかかるんですが、
モバマスよりもぶっ飛んだキャラがいなさそうなのは抵抗感湧きづらいかなとも。まだあんまり彼女たちのことはよく知らないんですがw

ただ、モバマスにしてもグリマスにしても、ネックなのはやっぱりキャラクターの数でして。
モバマスは言うまでも無く、グリマスメンバーにしたって37人もいるわけでしょう。
PS4がどんくらい凄いのかは知りませんが、そんな大人数に今まで同様ハイクオリティなポリゴンモデルを用意して、
全員の歌を数十曲分収録して台詞をたくさん収録してユニットを自由に組ませられて……なんてのは公式の予算や資源的に相当困難なはず。
この人数全員を引き連れていくのなら、おそらくゲームの在り方を大きく変えなきゃいけないわけで。
そしてたぶん、それでは今までほどポリゴンモデルのアイドルたち個々人との交流や歌や踊りをじっくりたっぷり味わうことが出来なくなるのでは、と。
それを何より楽しみにしてこれまでアイマスに付いてきた身としては、そこが一番不安なのです。

一部のキャラクターだけを選抜して、今までのように10人前後まで絞り込むって形ならそこは解決するわけですが、
その場合、前にも書いたけどメンバー全体のバランスが上手くいくのだろうかというのが気になるところ。
765のオリジナルメンバー10人は、最初からあの10人で一つのコンテンツという構想で作られているからこそ、
個性が上手いこと分化していたり
アイドルとして特性や年齢や誕生日やその他諸々いろんな要素が綺麗に散らばっている。
しかし40人や100人の大所帯の中である程度自由に設計されたキャラクターを抜き出してくるとなると、
今のメンバーのようにはいかないんじゃないかなと。
モバマスならおねシンの歌唱メンバー*2とかは中々いい感じじゃないかなと思ったりもしたけど、よくよく考えてみるとやっぱり765ほど綺麗にバランスがとれているとは思えんなーと。
後付設定で上手いこと操縦していけばある程度調節が効くかもしれませんが、
それでもやっぱり限界があるんじゃないかという疑念は捨てきれなくて。
アイドル個々人が魅力あるってだけじゃなく、
バラバラの個性を持ったみんながお互いに馴れ合ったり競ったりして手を合わせたりして、
全体で一つの大きな輝きを作り上げられるからこそ今の765プロが好きなので、やっぱり次の中心メンバーたちにもそうあってほしいと思うのですよ。
それが僕がモバグリからの人員選抜形式に懐疑的であり、完全な新規アイドルへのバトンタッチに拘る一番の理由です。
それにやっぱり、モバグリから一部少数だけを選ぶというのは、
残りの大多数アイドルたちとそのファンを切り捨てるってことにもなるし、そう簡単に選べる道じゃないよねと。特にモバマスはあんなにもたくさん人気アイドルがいるわけだし。

長々と書き連ねてきましたけど、公式が世代交代をどこまで考えているのか、どんな展望を思い描いているのか、ゲームとしてどういう形を目指しているのか……まだまだ今の僕には全く見えてこないし、ここに書いたのだってほとんど根拠も自身も無いような、日頃巡らせているふわふわとした妄想の一部です。
メインのアイドルが765と、あとはDS組やジュピターくらいしかいなかった頃は、
アイドルマスターというコンテンツから見えてくる選択肢はそんなに多くはなくて、
僕もだいたいはこんな風になっていくんじゃないかなというビジョンは見えていたような気がします。
しかしまあ、モバグリで一気にアイドルが量産されて、彼女たちの勢いもまた凄いって状況になってから、
もう今後アイマスがどこに向かっていくのかさっぱりって感じになっちゃいましたねw

たぶんしばらくは765もモバもグリも引き続け展開していくでしょうけど、
こんだけ人数増やしちゃって大丈夫かいなというのが気がかりだったりします。
正直僕はあまりアイマス製作チームの方々を信頼してないから*3
765組13人だけですらフォローし切れているか怪しいというのに、
こんな大人数を果たして捌き切れるんだろうか……と。
人気出たキャラを後から拾って声と歌を与える等いろいろ特殊な展開をしているモバマスはまだいいですが、
グリマスの方は最初から37人全員に声と歌を与えていて、
ある程度の展開を見込んでいるように見えるし、
オリジナルメンバーと区別されているとはいえ、「765の一員」という称号まで与えている。
そりゃ次世代の中心は完全新キャラになってほしい派ではあるけれど、
ここまで準備してきた彼女たちの事もあんまり適当に放り投げてほしく無いという思いもあるわけです。
後はDSの子たちとかだって、出来ることならもっと活躍の場を用意してほしいよねとか。

でも同時に、現状のアイマスというコンテンツを動かしていくのは本当に大変だろうなと同情する気持ちもあって。
今のアイマス界隈を見ていると、
アイドルの運用、ゲームの作風、コンテンツの方向性などなどどの部分を切り取っても、
本当にいろんな立場からの異なる意見があって、
みんな見ているもの求めているものがバラバラなんだなと嫌でも思い知らされる。
そして最早、「みんなが求める、幸せになれるアイマスの未来」なんてものは存在しないんじゃないかと思わずにはいられないのです。
僕も2・3年前くらいまでは一ファンとして、
「自分が求めるアイマスの形は、きっと多くのファンの総意のはずだ」なんて信じてたけど、
今となっては自分の理想がアイマスにとって最適だなんて言い切れないし、
もしかしたら淘汰されていく少数派意見なのかもしれないと考え込むこともあります。
だからまあ、こんなにとっ散らかっていて、あちこちに爆弾が埋まってるコンテンツを適切な方向に導くなんて大変だよねと。
これから自分の思うような方向に行かなくてもしょうがないのかもねと。

しかし、もしこれからのアイマスが自分の理想からどんどんズレていったとしても、
それが大多数の望みであり、アイマスの発展に最も繋がる道なら素晴らしいですね!……なんてまとめられるほど僕は清廉潔白な人間では無いようで。
「例えアイマスがガンガン発展しても、そこに俺がついていけなくなっちゃたら意味ないじゃん。
他のファンが脱落していこうが、自分が楽しかったらそれがベストでしょ!」

と私欲全開な方向に突っ走ったり、
「いやでも、それでアイマスが衰退していったりするのもやっぱ問題だよなあ……」
とふと立ち止まったり。思考がアチコチ行ったり来たりしていますw

たぶんこれからも何かにつけて不安に怯えたりイヤごとを吐いたりするだろうし、
しかし何でかんだでまだまだここから離れられないんだろうなという予感だけは確かにあって。
まだまだこんな日々が続くのかー、しんどいなーとウンザリしつつ、
しかし同時にどこか生き甲斐のようなものも感じながら、
今日も明日も懲りることなく不透明なアイマスの未来に思いを馳せていくことになりそうです。

*1:ミリオンライブの新アイドル37人の総称

*2:凛・卯月・未央・美穂・かな子・蘭子・だりーな・城ケ崎姉妹の9人

*3:グラフィックと楽曲製作関係辺りは除く