邪神降臨

『カントリーガール』

できれば、感想を読む前に動画見てきてほしいです!

まず導入部分がいきなり面白いなーと思いました。
「ほほー、ゲーム中で響が出演した映画が題材なのかー」と。
(響まだプロデュースできてないんで知らなかった><)

んでその後のこのシーンで、


「おおおなるほど、響たち3人が邪神召喚の儀式をしているというシチュエーションなのね!」
と感心させられ、いっきに惹きこまれました。
こういう形でコミュとステージを絡めてくるのは新鮮で凄く面白かったです。

その後は、そういうシチュエーション下の動画として楽しく眺めていて、
邪神が姿を現せるシーンでは、

えええまさかのやよい……ああ、村娘があの3人だからかwwwww
とニヤニヤしていたんですが……


あ、あれ!?

劇中の村娘から、アイドルの響へと舞台が転換。
さらに、響が吐く不穏なセリフ。
……なんか、ここから僕の中で空気がガラッと変わり始めたんですよね。

やよいの、村娘3人の笑顔が先ほどまでとは違うものに見え始め、
どんよりしたBGMがさらに不気味さを加速させていき……


何気ない日常の一コマが別の意味を帯びているかのように感じられ

そしてラスト……何これマジ怖い((( ゚д゚;)))

そもそも恐怖を僕が感じていただけで、何も起こっていないかもしれない。
あるいは、ラストまでふくめて映画の中の出来事だったのかもしれない。
でも、映画の撮影で邪神召喚の儀式を行った響が、
その後本物の邪神に取りつかれちゃった可能性もあるいは
……と考えると背筋が冷たくなりますね。

構成や魅せ方が凄く上手かったので、わりと真剣に恐怖を感じました。
BGMが醸し出す不気味さがたまりませんね!
それに、こういう雰囲気の動画でアイドルが笑顔で踊り続けていると、
たいていは「ああ、シリアスな表情の素材が少ないからなー」と残念に思うんですが、
この動画では、彼女たちが笑顔だからこそ狂気じみたものを感じ取るんですよね。

やよいの「はーん」とか最高に狂ってますよこれw

後は何といってもコミュとステージの絡め方。
上の方でも述べましたが、これがホント最高すぎました!
前半では分かりやすくシチュエーションを提示して視聴者を惹きこみ、
そして後半ではどこか狂気的な味付けを施す……実に素晴らしい演出だったと思います。
僕が元のコミュを見てなくて、その背景を知らなかったのもプラスに働いたかもなー。
響の別人格とか、やよいの食べ物に目移りとか、背景を知ってたらまた感じ方が違ってきたかも。

まあなんにせよ、新鮮かつ不気味な良作でした!
思ったより再生数回ってないから、もっと多くの人に見てほしいなー。