前作からさらに進化を遂げた「食わず嫌い女王選手権」が本当に面白かった

765プロのみなさんのおかげです「食わず嫌い女王決定戦」四品目

※ネタバレ含みます

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すっごく楽しませていただきました。
前作のふしぎ発見も十分面白かったけど、今回はもう凄すぎた。

何でここまで面白くなったんだろうってのは、一話のときの感想でもいろいろ書きました。

前は「ARIAの世界紹介」という体裁だったから比較的和み成分が強かったとか、
今回はキャラが動く部分が増え、よりMMDの利点を活かせるようになったとか、
春香・伊織・貴音・絵理という人選が神がかっていたとか、
まあそれなりに思い当たる要因はあるんですが、
最大の理由は単に一つ一つのネタの精度が高すぎるってことじゃないかなー。

2011年8月第3週のお気に入り動画より

完結した今としても、やっぱりこの辺の要素は大きいんじゃないかなーと思います。
今回は前よりもギャグに特化したつくりになっていたし、
ふしぎ発見」よりも「食わず嫌い王」の方がMMDの利点を活かせる題材だし、
春香・伊織・貴音・絵理のカルテットの化学反応も素晴らしい。
自由すぎる貴音、何でもできる春香、場の雰囲気を上手く読んでボケを被せてくる絵理、
そしてそれらに総ツッコミを入れられる伊織のバランスは絶妙すぎるw
特に伊織と絵理の名コンビっぷりにはニヤニヤしましたwww

でも最終話まで見るとそれに加え、ストラビンスPが腕を上げたというのもあるかなと。
(何か微妙に上から目線っぽい物言いでごめんなさい><)
ふしぎ発見」も「食わず嫌い王」も、
基本的に同じ形を繰り返すタイプの作りで、
ギャグも毎回同じネタを繰り返しているんですよね。(こういうの「天丼」って言うんだったかな?)
ふしぎ発見では、千早の橋ネタ・亜美が絵を描く→絵理が違う答えに誘導 などなど。
食わず嫌い王では、貴音のいけずネタ・きゅんパイア・絵理の食べたときのリアクションなどなど。
一つ一つのネタの切れ味も食わず嫌い王の方が高いように思えるんですが、
それに加え、回が進むごとにアレンジを加えていくのも上手でした。
四品目が一番インパクトのあるネタになっている、または今までの流れを断ち切るなどという風にして、後半でも視聴していて全く飽きを感じませんでした。
特にふしぎ発見とも共通している絵理の電子機器ネタで、
最後に愛ちゃんのセーブネタを絡めてきたのが上手いなぁと唸らされました。

一品目の時点で既に完璧な土台が出来上がっていて、
そこに上手くネタを積み上げていったなぁという印象です。
本当に素晴らしいシリーズでした。
MMDを使ったノベマスは今年のトレンドの一つだと思っているんだけど、
中でもこの作品は映像・内容共に頭一つ抜け出ていますねー。

・余談
四品目のラストで律子が登場したとき、
「えええ律っちゃんが司会だったのかー」というコメをチラホラ見かけたんですが、
僕は「司会の台詞が緑色だったから、当然律子に決まってるでしょ」
と当たり前のように感じていて、でもよく考えたらそれって当たり前のことではないよなぁとw
文字色でキャラを判別する感覚がついたのは、たぶん弓削P辺りの功績が大きいのかな?