呼吸を忘れそうになるほどの緊迫感! アイマスクエストⅣ 107話 「激昂」 感想(後半)

アイマスクエストⅣ 107話 第八章11「激昂」

前半:"あのキャラクター" が舞台から消えて……
前半の感想は普段とやや気色の違う感じでしたが、
後半はいつも通り、スクショ貼りまくってギャーギャー騒いでるだけですw

※ネタバレ含みます

                                                                                                            • -

今回もいろんなキャラクターの思惑が渦巻く話だったので、
いくらかのキャラクターごとに分けていきます。

やよい

今回はなんといってもやよいでしょう!
ルビスの使命を受けて、閣下の傍でずっとその機会を窺い、

仲間たちと一時的に対峙することも恐れず……

そして見事に、閣下の封印を成し遂げて見せた。
この世界のやよいは本当に強い。もしかたら他の誰よりも。
みんなから言われていますが、やよいはずっとブレないんですよねー。
いつだって世界の平和を、そして勇者を何よりも第一に考えている。

作戦「ゆうしゃだいじに」がすっごく胸にしみました。
「やよいは商人なのに春香の騎士みたいだな」というコメントが見られましたが、
職業が何であれ、本当にやよいは一人前の戦士であり、騎士であると思う。


そしてついに、ずっと夢見ていた天空の剣を渡すときがきましたね。
この笑顔を見ていると、心から祝福したくなります。

やよいが天空の剣を託したい「勇者」として選んだのは閣下ではなく春香でした。
けれど彼女が閣下に抱いていた感情は、たぶん敵対心などではないと思う。
肉体を共有している春香とも、単に「封印すべき者」として見ていた真たちとも違う、
やよいだけの想いがそこにはあったはずです。
ナイフを振るったとき、いったい彼女は何を思っていたんでしょうかね……

この先閣下の真意が明かされていき、
もしかしたら、彼女が世界をより良い方向に導く者だったという展開になるかもしれない。
そうなったら、やよいは自分が閣下を消してしまったことを後悔するでしょう。
でも、それでも、やよいは今まで通りブレることなく、
103話で閣下に言われた通り、「常に勇者に味方する」存在であり続けると信じています。

相変わらず超カッコよかった!
ドラゴンライダー、そこからの飛び降り、そしてエビとの一対一。
閣下にはさすがに歯が立ちませんでしたが、見事なヒーロ−っぷりです。

これ完全に亜美と真美ベタ惚れだよね。 イケメンすぎるwww

(このエビのドット絵が素敵。腕が無くなった箇所のマントとか凄くいい!)
中でも、エビを一対一で退けたのはもう痺れまくり。
肉弾戦ではおそらく幹部勢最弱の相手で(アンドレアルを除く)
しかも一回行動しかできないというハンデを抱えて状態ではありましたが、
それでもアイドルたちがここまで来たというのは凄くグッとくるものがあります。
これからもパーティを牽引するエースとして活躍してくれる……はずだよね、うん。

千早


タイトルの通り、今回は呼吸を忘れそうになるほど緊迫した回でしたが、
ここだけすっごい和みましたwww
最近こういう役目は主に亜美が担っていましたが、
千早のこの無邪気な可愛さもやっぱりたまらんわー。

もしアイドルの中のだれかがいなくなったら……とここのところ考えていましたが、
真や雪歩や美希よりも、千早の退場が一番堪えるかもしれませんね。

雪歩

(↑マスクエ雪歩のイメージカラーは、僕の中では緑色ですw)

すっごくカッコよかった、それこそ真に負けないくらい。
マスクエの雪歩は毎回顔グラがとってもいいんですが、
今回は特に素敵なものが多かったように思えます。

とりあえずひたすら並べてみましたwww
もうこの凛々しい表情がたまらんのです。
92話でグラフィックが変わってから、毎回顔グラを見る度にノックアウトされてます。
この雄々しさはクリフト成分もあってこそなんでしょうね。
衣装も本当に大好き。まさかあのモグラ衣装がこういうふうに化けるとはなー。


そして、窮地の中であずささんを送り出すときのこの優しさがまたいいんだよね。
この後の決意を秘めたようなグラフィックに、
「もしかして雪歩の全力が解禁されるのか!?」
とドキドキしてましたが、閣下の封印によって中断されちゃいましたねw

7章序盤のようなギャグでの活躍はやや控えめですが、
最近の雪歩の落ち着きぶりや、精神的成長は素晴らしいですね。
今回千早より先にあずささんにザオリクをかけたところとかは、
その象徴の一つとも言えますね。
同様の展開はエスターク戦でも見られましたが、今回改めてジーンときました。
あのときは千早・雪歩共に馬車に退く選択肢がありましたが、
今回は完全に千早かあずさかの二者択一で、
パーティにとって最善の選択をしてみせましたねー。
また、あのときは春香が「まさか雪歩が!?」って驚いていましたが、
今回は伊織が特に驚きを見せなかったことにも熱くなった。
誰よりも雪歩の千早への思いの強さを知る伊織が、ですからね。
今の伊織が、雪歩に強い信頼をよせている証拠じゃないかなーと。
……ちょっと深読みしすぎな気もしますがw
雪歩と伊織の、千早を守るもの同士の関係はホントに大好きです。

魔物たち


このドリームマッチ最高でしたwww
ピサロ側はそれぞれが独自に動いているのに、
チームとしても意外となかなか機能していてビックリ。
三者とも強者ですから、最低限のフォローだけで十分機能するんでしょうね。

閣下配下の猛者たちは、主が消えたいまどうなるんでしょうかね。
千早たちと闘っていた大量生産可能な魔物たちは消失しましたが、
魔牛王・アトラスたち・ダースドラゴン辺りも例外ではないのでしょうか。
魔牛王は閣下が腕輪を手に入れる前からいたので、
たぶん消えないんじゃないかなーと思ってるんですが、他の面々はどうなることやら。
そして残っていたとして、主の命令が全てみたいな奴らがどう動くことやら……

美希

エビの誘いに乗り(?)、「進化の秘法」の力をより発展させた美希。

ステータスが驚異的な数値になったうえ、
二回行動、自動回復、魔物を吸いこんでの回復などなど恐ろしい性能に。
この状態ならピサロや閣下の幹部勢とやりあえるかもしれませんね。
いったい彼女はどこまでいってしまうのか……

しかし、激昂した閣下相手にはさすがに歯が立ちませんでした
最後に黄金だけをその場に残して消失しましたが、どうなったんでしょうかね。
個人的には、死亡したってことはないと思ってるんだがなー。
8章に組み込まれたらしいマーニャ編ファイナルがまだ終わったとは思えないし、
それにマーニャ最後の呪文、イオナズンのお披露目もまだですしwww

「予言に逆らうもの」としてこのままどんどん修羅に堕ちていくのか、
それとも、今回閣下に闇を吸い取られたことが一つの光明になるのか、
どうなるにせよ、僕は美希の味方でありたいと思ってます。

閣下

結局その真意の明かされることはないまま、舞台から消えることとなりました。
でもこれまでに春香ややよいに残した閣下の言葉は、
きっとこれからも物語に影響を与え続けるんじゃないかなー。

今回はアイドルを消そうとする非情さを見せましたが、
アレも、アイドルたちを思いやっての行動の可能性もありますよね。
そういうのがハッキリ見えてこないのが閣下の難しいところw
後、秘法に手を染めた美希への本気の怒りっぷりがヤバかった。

緊張しっぱなしの今回の中でも、ここが一番圧倒されました。
真を消そうかと言ったときはアイドルたちへのけん制程度の意味合いしか感じられませんでしたが、美希に対しては一切容赦なし。
この進化の秘法への過剰な嫌悪も、閣下の謎の一つですね。
そしてこれも、美希がこれ以上危険なことになる前に還そうとしたともとれるわけで……

美希の闇を吸い取ったのも、優しさの表れだったりするんでしょうか。

最後は、かつて溺愛していたやよいに封印されてしまった閣下。
進化の秘法を前に激昂していた不意をつかれたように見えますが、
一方でこの展開を予期したうえで受け入れたようにも思えるのが閣下の恐ろしさw
103話のやよいへの「常に勇者に味方しなさい」とか遺言みたいだしなー。

未だにいまいち掴み切れない彼女のことが、
この先どういうふうに判明していくのが楽しみで、かつ少し怖いw

ルビス


冒頭の彼女の涙の意味が気になって仕方がない。

最初は、「もしかして、やよいに物凄く危険な使命を課したのか?」
と疑いましたが、あの涙はきっと閣下の消失に向けられたものですよね。

ルビスの立ち位置も、イマイチ分かんないんだよなー。
マスドラなんかは明らかに閣下を厄介者として見ている節がありましたが、
ルビスはそのマスドラとはまた違ったポジションにいますよね。
しかし同時に、ルビスが閣下を消そうとしたこともまた事実。
彼女と閣下の間には、果たしてどんな過去があるのか……
その謎にふれることは、物語の核心にもふれることになるではないかという漠然とした予感があります。

春香

これからが、「勇者かっかの物語」の始まりだそうです。
ておくれPが「一番謝りたい相手」「眠っていた方が幸せかも」と語っていた春香。
きっと、とんでもなくキツい試練が待ち受けているのでしょう。
その中で彼女がどういう道を選びとるのかが、
物語の結末を決定づけるターニングポイントになってきそうですね。
中でも一番の鍵は、ラスト一回の「ルビスの光」の使い道。
登場を予言されている「第二の地獄の帝王」のこともあるし、
すぐに閣下に対して使うことはないと思うんですが、はてさて……
BADENDを打ち消す切り札でもあるだけに、使う瞬間はマスクエ史上最も重要なシーンになりそうです。

そして春香にとって、閣下はいったいどういう存在になってくるのか
前回では春香は閣下を完全に敵視しているわけではないようでしたが、

最後に見たのが、仲間を殺そうとする姿だったというのは響いてくるかもしれません。
もちろん魂は現実に還るので本当に死ぬわけではないのですが、
それでも春香にとっては受け入れることのできないことだったのでしょう。
春香は閣下のことを、いまどのように捉えているのか?
閣下の全てが明かされたとき、それはどう変化していくのか?
「勇者かっかの物語」の中で、その過程を楽しみたいと思います。

107話感想はとりあえずここで終わり!
まだまだ書きたいことはいろいろあるんですが、さすがにキリがないですw
何も考えずに、ダラダラといろいろ書き連ねていってごめんさい。
こんな文を最後まで読んでくれた方がいたら、心から感謝したいです。ありがとう。