「夢を背負うプロデューサーと、狼煙を上げる少女の話。」 感想

※ネタバレ含みます

覚悟はしてたんだけど、涼と夢子のエピソードは実にヘビーでしたね。
とりあえずあれだ、朝食のパンを齧りながら見るような動画じゃなかったなーと思いましたw　投稿直後に見ればよかった（＞＜）

前回の感想で思ったより邪道な物語なのかも……って書いたけど、今回で確信した。こりゃ邪道だわw
何をもって王道・邪道とするのかはもちろん解釈次第ですが、「アイマスの後日談・次世代物語」としては間違いなく邪道だと思う。

こういう設定が物語にとって＋になるかどうかはこれからの展開次第だけど、
でも設定を作った以上、今回の描写自体は絶対必要だったと思う。
だから、裏設定とかに止めず真正面から描いてくれたことはありがたいですね。
後、ガルシアPの後書きにあった、「ジュピターが発表されたときの感覚」というのは言い得て妙だと思いましたw
僕は前回でこの物語の陰の部分を感じ取っていたけど、そうじゃない人にとってはそれくらいの衝撃を受けるよなーと。

しかし765勢やジュピターがわりと明るい道を進んできたのに対して、DS組サイドがかなり重いことになってますね。
まなみさんは分かりませんが、涼・夢子・武田・尾崎辺りはいろいろと厳しい道を歩んできたよう。
絵理も尾崎さんと仲たがいし、現在は大人気だけど声弄りまくりなユニットのプロデューサー。（これはとのばな的にフェイクの可能性もあるけどw）
こうなると、残った愛ちゃんが気になるところです。
彼女だけは明るくあってほしいけど、大好きな仲間であり姉ポジションの2人がこうなるとなー。愛ちゃんけっこう打たれ弱いし……

そして光・未来に次ぐ（登場順だと2番目ですが）新世代アイドル・優華はやっぱり麗華の娘でした。
今回でそれぞれのキャラも今まで以上に立ち、今後この三人がどう絡んでくるのか気になります。
おとなしいが心優しく、夢に向かって一途な光。
重いしがらみを背負うが、その分強さを身に着けてきた天才アイドルの未来。
業界の悪（？）の娘で冷酷な面も持つが、「アイドル」に対しては独自のこだわりを持つ優華。
光はまだしも、未来と優華はなんか衝突しそうだなー。

その他気になったこといろいろ。
・涼・夢子の過去のアレは、ゲーム本編の涼が性別カミングアウトをするのを阻止しようとする陰謀辺りかとおもっていたんですが、
黒井社長が関わっている可能性が示唆されてビックリしました。
まあ東豪寺プロにハメられたってのが真相なのかもしれませんが、個人的には黒井が過去に汚い手を使っていたって展開も見てみたかったり。
アニマスだと黒井社長ド外道ですしw

・どっとっぷ一位が声弄りまくりユニット、台頭中の魔王エンジェルはAKBみたいな人海戦術ユニット（？）。
なんかこの世界のアイドル業界はカオス……というかリアル音楽業界の現状みたいw
現実離れしたアイマス世界の未来がこうなるってのなかなか面白いですね。意識してやってるのかな。

・たぶん律子のツテなんだろうけど、涼と夢子の娘が765プロ所属ってのは凄い違和感。
この2人の765プロでの立ち位置がなんか気になるなー。
特に重い過去を持ち、やや恐ろしさも身に着けた涼は765勢からどう扱われているのやら。