どうなるノベマスコンテスト

超NovelsM@sterコンテスト特設ページ
軽い気持ちでニコ生を見ていたら、とんでもない発表が出てきて度肝抜かれました。
いやそれ以外にも、「ニコマス」「ノベマス」みたいな単語が普通に使われていたり、
syu-kaPがアイマス声優が歌うメドレーを作成するだとか、
そのメドレーに下田さんのエージェントだのTOWN(てってってー)だのといったもろニコマスを意識した曲が組み込まれるだとか、
沼倉さんが響の沖縄時代を描いたノベマス(ハリアーPの「響き渡る声」かな?)を見た発言だとか、
一応5年近くニコマスを見てきた人間としてはいろいろと衝撃的な展開の連続だったわけですが、
やはり一番インパクトがあったのはこのコンテストの件だなー。
ドラマCDオークションの前例はあったんですが、それにしても……ねぇw
もう正直BD7巻のジャケとか頭に入ってこなかったw

おそらく「公式と二次創作の線引きが云々……」みたいな議論が巻き起こっていそうな気がしますが、
まあそういう話はひとまず置いておくとして(笑)、
企画のレギュレーションなんかを見つつ、この企画がどうなっていくかを考えていこうかなぁと。

立ち絵

今回のアフレコに参加する、本ページ記載の5人の声優が担当のキャラクターの二次創作画が用いられていること。

レギュレーションが発表された後、もっとも反応が多かった(ように見えた)箇所。
ノベマス動画の大半は原作ゲームから切り抜いてきた立ち絵+歪さんのイラストで製作されていますからねぇ。
でも個人的には、この点についてはあまり心配してなかったりします。
きっと、だれかしら立ち絵素材をみんなに提供する絵師さんが出てくるんじゃないかなーとw

後気になるのは、MMDがアリなのかどうかってことですかね。

もし使用可能なら、この LCARS-Pのモデルとか凄く役に立ちそうなもんですが。
……ただ、もしかしたら公式的には無印よりも2準拠の立ち絵の方が好まれるかも、なんて思ったり。

背景

特に言及されていませんが、ここも当然商業的なものはアウトですよね。
何気に立ち絵よりもこっちの方が痛いような気がしないでもないです。
BGMと同じく、原作の背景画像の配布くらいやってくれてもよかったのにw

かるーくニコニコモンズの背景タグを巡ってみたものの、やっぱり公式素材ほどアイマスの世界観に馴染むものは無いですね。
そこに固執する必要はないですが、オーソドックスな素材が使えないのはキツそうだなぁ。
まあこちらも立ち絵と同じく、素材提供者が出てくる可能性はありますが…というか既に一つ見かけたw

BGM

BGMを使用する際には、必ず指定の素材を用いること。

このコンテストが発表されたときのTL上で、声をつけてほしいノベマスとして、弓削Pの「さんさんシリーズ」をあげる人が多かったと記憶しています。
キャラ縛りや時間縛りにも対応できるし、面白いうえに健全な内容で声を当てるにも相応しい、とまさに隙の無いシリーズで、
これを推す人の気持ちもよく分かる……というか僕自身も真っ先に思い浮かべたわけなんですが、
でもあの動画って、アイマスBGMに差し替えると魅力が半減なんてもんじゃ済まないと思うんですよね。
弓削Pの動画に限らず、既存の名作ノベマスのいくつかには、「絶対にアイマスBGMでは出せないような空気」を纏っているものが多く、
そしてそういったものの中に、まさに「声をつけてほしい動画」が多い自分としては、このBGM縛りは非常に残念だなぁという感じです。
いやそりゃ縛らざるを得ないんだってことは分かるんですがね……

ノベマスである、ということ

総尺が5分以内のノベマスを選考の対象とします。

という説明があるわけですが、そもそもノベマスってなんだよっていうのが問題になる気がしないでもない。
大百科の説明とか見ても定義はかなり曖昧みたいですし。
背景があって、キャラクターの立ち絵があって、台詞枠があって……みたいな形式が一番一般的ではあるんですが、他にもいろんな表現があるわけで。


この辺はまあアリだと思うんですが、

こういうテキストだけじゃなく、3Dモデルの動きで魅せるタイプの動画、

さらにこういうどちらかといえば、ノベマスよりも「アイマス紙芝居」タグに分類される動画でも、
超ノベマスのタグさえつければノベマスとして扱われるのかなぁ、とふと疑問に思いました。
まぁ最終的に判断するのは公式サイドなわけですが、
もしこういうのもアリだとしたら、一般的な形式よりもこういう作りが出来る人の方がもしかしたら有利かも。5分以内ならなおさら……

キャラクター

BGMの話を目にした時点では、
Bright」や「Speed」をバックにドタバタ劇してる不動画が強いんじゃないかなーと考えたんですが、
公式が指定したメンバー(千早・やよい・美希・貴音・雪歩)を見るとそうもいかないかもなぁと思い直しましたw
(一応他のキャラも使っていいみたいですが、とりあえずこの5人をメインに構成すると考えて)
僕が勝手にノベマス三大便利キャラに認定している伊織・春香・律子が欠けており、
その他も真・亜美真美・響など勢いよく騒いだりツッコんだりできる面子が見事に抜けた形に……
千早雪歩辺りのキャラをちょい崩せばなんとかなりそうな気もしますが、やはりちょっと厳しいかなw

個人的には5分で5人を詰め込むよりは2、3人に絞って深く展開してほしいんですが、
もし声を当ててもらえる動画が一つだけだとしたら、やっぱ5人出す方が有利なのかもしれませんよね。
というわけで、複数の動画に声を当ててもらえるようになっていることを願ってますw

「公式が」「声を吹き込む」ということ

ノベマスといえば「○○Pの春香は××だなー」なんて言い回しを見かけるくらい、
製作者ごとにキャラ崩壊・独自設計が起きている界隈なわけですが、
「公式の判断」ではそういうのはどの程度許されるんでしょうかねー。
アニマスを見る限り、「やよいを溺愛する千早」「真(貴音)に興奮する雪歩」くらいは許されちゃうのかな……
まあ、どっちもいきすぎるとアウトになるでしょうが。
後は、性的な描写とか暴力描写とかある作品はさすがにアウトにしてくれないと困るw

それから、もし動画を流しながらリアルタイムで声優さんがアフレコしていくのなら、
それを意識したテンポで台詞を流している動画がもしかしたら選ばれやすいかもしれません。

こういう超スピードノベルは絶対に不可能でしょうし、逆にテンポが遅すぎる動画も蹴られちゃうかもなー。

以上、気になったところについてかる〜く掘り下げてみました。
というか超にわかノベマス民の僕では、あまり深いところまで書くのはきついんですが。
熟練のノベマスPならこの規定が製作者に与える影響についてもっとガッツリ書けたり、
ノベマスいっぱい見てる人なら、そのままor軽く弄ればコンテストに参加できる既存の名作を挙げたりできるのかなw

最後にちょこっとだけネガティブ発言。
実は僕、この企画に関してそこまで強く期待しているわけではなかったりします。
というのもノベマスって元々各製作者が自由に(著作権の壁などをある程度無視して)作ってきたものなのに、
そこにいろいろ縛りを加えられたら、「本当はああしたかったけど、こうするしか……」みたいなある種不完全な作品になっちゃうんじゃないかなーと。
他にも多少思う所があったりしますが、言語化するのが難しいとかめんどくさいとかいう理由で省略w
もちろん「制限の中だからこそ」みたいな要素もあるでしょうし、全く期待していないという訳では無いんですがね。
まあいずれにせよ、「誰かの作った動画に公式で声が吹きこまれる」ってこと自体は素直に面白いと思ったので、
どういう結果になるのか楽しみに待ちたいと思います!