アイマスライブ初体験記(総括)

アイマスライブ初体験記(前編)
アイマスライブ初体験記(中編)
アイマスライブ初体験記(後編)

を先に読むといいかもしれない。

まあひとしきり上の感想で褒めてきましたが、実にいいライブでした、うん。

前編の最初でも書いたけど、僕は中の人にはそこまで強く関心を持っている訳では無くて、
仮に初音ミクのライブみたいな方式でアイドルたちが踊ってくれるようなものがあったら、たぶんそっちを選んでいると思う。
もちろん数年アイマスというコンテンツに付き合ってる以上声優さんたちにもそれなりに思い入れはあって、
彼女たちがアイマス以外の作品でレギュラーの役をもらっていたりしたらすごく嬉しかったりするんですがね。
しかしそれとこれとはまた別の話なわけで。

そんなわけで、(七彩のときの若林さんを除いては)それほど深く入れ込んではいなかったんだけど、
でもまあある程度引いた目で見ても、彼女たちのパフォーマンスは素晴らしいものだったと素直に思います。
というか今までニコ生なんかで見てきたときよりはるかにクオリティ高くてビックリでした。
まあそりゃイベント会場でのパフォーマンスをPCで見るのと、
アリーナでのパフォーマンスを劇場で見るのとじゃあそりゃあ全く別物になるのも当然ですがw
ともかくそれだけ高いレベルに仕上げてきたことが、
彼女たちのプロ意識、そして何よりアイマスへの想いの強さみたいなのを感じさせてくれました。
まあ僕の妄想力を持ってすれば各声優、特にキャラ声歌唱の上手い人は脳内でアイドルに置き換えることも不可能ではなかったのですが、
目の前で闘っている声優さんたちの姿を前にしてその想いを感じ取っていると何だかそれも失礼な(?)気がして、
結局「春香たちアイドルのライブ」ではなく「中村さんたちアイマスガールズ」のステージとして楽しむことにしました。

パフォーマンスも勿論ですが、ライブビューイング組としては中継映像の出来も褒めるべきですね。
何だかその道では有名なスタッフたちが中継を担当したらしいですが、
もうこのまま売り物にしてしまってもいいんじゃないかってぐらいのクオリティでしたわw
あの仕事があってこそ成り立った企画だったと思います。

セットリストもアニマス中心としつつ、新旧のバランスもとれた絶妙な完成度。
二日とも内容が全く一緒だったのは両日とも見た人には不満だったかもしれませんが、
片方しか見てない立場としては、これを下手に弄るのもなー……という気もしますね。
七彩やDIAMONDをはじめ、ライブに行くとなった時に「聴いてみたい曲」として思い浮かべたものが多く抑えられていたのも幸運でした。
一番好きなシャニスマが無かったのはチョイ残念ですがw

ステージそのものももちろんよかったわけですが、
それ以上に今回印象に残ったのは、それを支える観客の姿だったりします。

場所が映画館ということもあり、今回僕は「声優さんたちのパフォーマンスを見物する」つもりで足を運びました。
でも実際はそうじゃなくて、「自分たちも一緒に参加するもの」でした。
コールを送りサイリウムを振ることで一緒に一つのステージを作り上げ、想いを共有するものでした。
そういうふうに考えを改めることが出来たのは、きっと周囲のプロデューサーたちの熱に当てられたからだと思います。
劇場の一部屋、決して大きな規模ではないかもしれないけれど、
そこにいた人たちはみなアイマスのファンであり、サポーターであり、プロデューサーであり、共に同じものに向かって熱狂していた。
きっとそんな光景が全国の映画館で、そしてあのアリーナで繰り広げられていたのでしょう。
それを受けて、アイマスがどれだけのパワーを秘めているのかが実感できた気がします。
この熱があったからこそ、彼女たちは、僕たちはここまでこれたんだなぁって。

私事ですが、今年はモバマスだったりパチスロだったりいろんな動きがあって、
アイドルマスターというコンテンツとの関わり方についていろいろと考え、悩み続けてきました。
そんな中、同じアイマスに想いを寄せる人たちのああいった姿を見れたのは実に価値のあることでした。
今まで直接自分の目でアイマスファンというものを見たことが無かった分余計に、ね。
まだ迷いの答えが見えたわけではないし、もしかしたら永遠に辿り着けないものなのかもしれないけれど、でも少しだけ視界が晴れたのも確かです。
だからきっと今回最大の収穫は、
あの劇場で数十人のプロデューサー・プロデュンヌさんたちと出会えたことなのでしょうね。
あの日、あの場所に居ることが出来てよかった。心からそう思います。 

以上でライブの体験記はひとまず終わりになります。
ここまでお付き合いいただいた方々、ありがとうございましたm(_ _)m