続空に感謝をこめて

そういえば、
先日のマスクエの件とか、作品が「終わる、消える、休止する」ようなことに対して何か書いたりしたことはあったけど、
「製作者そのものの引退宣言」についてはこのブログで触れたことなかったんじゃないかなあと。
あんまり作り手のどうのこうのに興味がなかったってのと、
そういう「作者を気にせず作品そのものをフラットな目で視る」自分でいることに変なプライドを持って拘ってたってのもあるのかもしれない。
しかし、わかむらPの動画削除引退事件なんかはリアルタイムでブログやってたら絶対触れてただろうし、
単に、そこまで「何か書かずにはいられない」引退騒動というものに、ブログ始めた11年4月以降立ち会ってこなかったのかもなと。(ておくれPは別に引退宣言とかしたわけじゃないからね!)

ありがとうございまし、た(続・空から降ってくるので)
ともあれ、そんな私の中に「何か書かなきゃ」という気持ちが湧いてきた続空さんことカズマさんの「最後のご挨拶」は、
このブログ始まって以来の一大事件と言っても過言では無いのでは。うん、きっとそうだ。製作者じゃなくてブロガーだとかそういうのは置いといて。
…と言いつつ、すごろくさんのブログ読んでたらなんかもう言いたいこと全部代弁してくれてんじゃんって気分になってきたのだけれどw
でもまあ、自分の言葉で何か書いておかないと後々後悔するかなと。

心配だとか回復をお祈りしているとか、また帰ってくるのを待ってるよとか、
もちろんそういうことも考えてはいるけれど、それを書いても何というか仕方ないかと思うので、この際置いといて。
「続空のどういうところが好きだった〜」みたいなのは、もうすごろくさんの言葉を借りておくとして。
せめて少しだけ私事を、続空とカズマさん無くして今の自分はいない…みたいなことだけ書いとこうかなと。

※以下、続空リスペクト(こじつけ)で、書きかけのまま投稿してチョコチョコ更新していきます。
たぶん書き終わるまでにカズマさんのタイムリミットが終わる、
というかこの前置きすら見つかることのないまま終わりそうな気もするけれど。
まあそれはそれで、いつかまたうちのブログを読んでくれる機会が会ったときに見つけれ貰えればいいやーって感じで。
あと、前にtwitterで話してたワールドトリガーの記事も書いたから、それもいずれ読んでもらいたいところ。クソ長いからたぶん途中で読む気無くすだろうけど…w
続空を読み始めたのはいつだったのか、正直ハッキリと覚えてないんだけど。(08後期〜09前期のどこかくらい)
おそらく二コマスブログの中では最初期に読み始めた方で、そして一番楽しく読ませてもらってたと思う。
動画紹介の枠組みを超えた、一つのエンターテイメントとして成立しているスタイルが凄く楽しかったのと、
そんなノリで大胆に作品や作者にイヤごと突きつけていったりするのが、何かこの人すげえなあと思わされて。気づけば夢中で追っていたような。
そして、忘れもしないのが「09下半期のニコマス20選似たもの検索」でカズマさんと最多被りになってたら、
続空でその件を拾われて、「大作好きの同士かー」みたいな感じで自分の名前が出てきたこと。
当時は声なき名も無き一見る専だったので、動画投稿者はもちろんブロガーも非常に遠い存在だったので、*1
そんな自分の事が、"あの"続空で突然話題にされたってのは、何というか芸能人に話題にされたみたいな感じで凄くビックリしたのです。大げさかもしれないけど。

そんで、11年上半期になってからマスクエのあまりの面白さに「感想ブログ作ってみようかな」っていう気になって。
一番の後押しになったのは、同じく毎回マスクエの感想を書いてた荒川さん悪来さん辺りの存在だったけれど。
でも、その時に何となくはてなダイアリーをチョイスしたのは、
いろんなニコマスブロガー、とりわけ一番楽しく読んでいた続空がこれを使っていたからなんですよね。
ブログ始まった時は、当分誰にも見つからないままひっそりと更新していくものだろうと思ってたんだけど、
何故かカズマさんが開設数時間でいきなり「新しいニコマスブログ見つけたー」みたいな感じで発掘してきて。
つられていろんなブロガーが押し寄せてきて、
「なんで"続空"の人が?」「なんであのブロガーさん達が」みたいに、何かもう訳わかんないまま混乱しつつ舞い上がっていた記憶が。
当時の記事、今読むとピュアすぎて辛くなってくる)
「読む人の反応とか気にせず、書きたいように書くだけ」と言ってるけど、
実際アクセス数が0になって、ホントに誰も読んでないような状態になったら虚しくて止めてしまうし、チヤホヤされると内心大喜びしてるタイプの人間なので
飽き症にも関わらずここまでブログ続けて来れたのは、
カズマさんが開設してすぐに発掘してくれて、その後もちょくちょく持ち上げてくれてたからだよなーと。
そういう意味で、カズマさん無くして今のこのブログは無い…ってのがまず一つ。

それから、ブログをどういうスタイルで書くかという点でも凄く続空の影響を受けていましてですね。
僕は、自分では大したものを生み出せないくせに消費者・視聴者としてはけっこう「偉そうな視点」で作品を見ているのと、
お世辞を言うのが苦手なのと、ネガティブな思いをこじらせがちなのとで、
気づけば「これ書いたら反感買うかもな」ってことでも包み隠さず書いてしまうブログになってしまったのだけれど。
でも、ニコマスブログって基本的に作品を紹介する・褒めるスタイルなのが基本なのと、
作者との距離がどうしても近い分、あまり嫌われるようなことは書きたくないなーって方向に行きがちで、
つまるところ、同じように「堂々とイヤごとを言う」続空の存在が無ければ、間違いなくもっとお茶濁して無難なことしか書かないブログになってただろうなあと。
(07,08辺りはもっと血気盛んなブログが他にもあったのかもしれませんが、
 自分がブログ巡り始めて以降だと、カズマさん以外にあまりそういう例が見当たらなかったので。)
動画単体に対して「イマイチだった」とか書くことは滅多になかったと思うけど、
20選の順位予想とかしてたら無粋だって反感買ったり、
「今年は不作気味だった」とか書いたらいろいろ怒られたりして…。
まあ正直、人に嫌われたくはないし少なからず傷ついたりしてたんだけど、
それでも、「書きたいことを素直に書く」っていう今のスタンスは気に入っています。
ここで書けなかったら、それこそ他に吐き出すアテの無い思いをためこんで、しんどいことになっていたでしょうし…w
だから、こういうスタンスで行くことへの指針と自信をくれた続空には感謝の気持ちでいっぱいなのです。
いつかカズマさんとクローズドな場で、ブログでは流石に書けないような黒い話をしてみたいなーという願望がちょっぴりあったり。
…と言いつつ、続空はちゃんとリスペクトの心が伝わるイヤごとの書き方が出来てるって点でうちと決定的に違うんですがね。
僕も自分なりにリスペクト心持ってるつもりなんだけど、巨人松本竜也くらい説得力ないですね…。

ブログのスタイルという点で言うと、あともう一つ。
ニコマスの話とちょっと逸れるけど、
「逆転裁判5」についてシリーズ全体の思い出と絡めてあーだこーだ書いてた記事に対して、
カズマさんが「くるみんは思ってること全部書くのが凄い、信頼できる」とかなんとか、そんな感じで褒めてくれていたことがあって。
(私が記憶を捻じ曲げて話を持っている可能性もあるけれど)
ブログ始めて2年くらいして、始めて「あー、それが自分の強みなのかなあ」と一つ自信を持てたんですよね。
僕は語彙も少ないし、綺麗な文章も笑いを取れるような文章も書けないしで、けっこう自分のブログにコンプレックス持ってる節があったんですけど、
この言葉を受けて、ならせめてその長所だけは、「思いの丈をちゃんと書ききる」ことだけは大事にしたいなあと決意したのです。
この前書いたワートリの記事なんかも、思ってることほとんど書き散らしたら物凄い文量になってどうすんだこれって感じだったんですけど、
ダメ元で公開してみたら想定外に反響あって、あーこのスタンス貫いて良かったなあと。
カズマさんはニコマスに限らず、在野の埋もれた才能を見つけ出すことを生きがいとしてる人ってイメージがあって。
そういう人からの評価だから嬉しいし、信頼できるというかなんというか。
私事に限らず、ニコマスについても、
そんなカズマさんが「全盛期のニコマスは後にも先にもないような、凄い遊び場だった」みたいなことを言っているから、
やっぱりニコマスは物凄いエンターテイメントだったんだと、自分の青春をぶつけるだけの価値があるものだったんだと、そう思えるんですよね。

あーもう時間がない。続きは明日以降のんびり書きます。
カズマさんひとまずいったんお疲れ様でした。いろいろありがとう。

すいません月曜ワートリ最新話・火曜PS4アイマス初お披露目の黄金コンボで更新止まってました。
まあ、これもまた続空リスペクトということで(リスペクトといえば何でも許されると思ってる)

ってかこの記事、読み返してみたら続空にかこつけた自分語り記事みたいなノリになっちゃってますね…。
だって動画に本気で向き合う情熱とか、ニコマス全体に対する視点とか、公式アイマスニコマスPとの距離感とか、唯一無二のエンターテイメントブロガーっぷりとか、
続空のこういうところが好きだったみたいなの全部すごろくさんが抑えちゃってるんだもん! しょうがないじゃん!

…えー、ともあれそろそろ締めましょうか。
今回の続空の記事が投稿されて、いきなり凄く重たいお話が目に入ってきたとき、
凄くドキッとして、胸が締め付けられるような思いだったんだけど、
いざ更新が続いていくと、そこにはいつものカズマさんらしいエンターテイメント精神が感じられて。
「すげえなあこの人」っていうため息と同時に、何だかホッとしたような、救われたようなそんな思いでした。
実際は僕が画面越しに想像するよりもずっと大変な状況で、少なからず無理をして書いていたのだけれど、
それでも最後まで続空のノリを貫いてくれたことに、何より感謝したいです。ありがとうございましたm(_ _)m

……と書いて終わるつもりだったんですが、今確認したら件の記事消えてますね。
どういう意図で消したのかは伺い知れないですが、
ともあれこれでエンディングは無くなったんだから、またいつでも何食わぬ顔で戻ってきてええんやで、ということで。
さっきブロガーとして評価してもらえて凄く嬉しかったって話をしましたが、
もう一つ、動画投稿者としていつか続空で自分の動画に触れて欲しい、触れさせたいっていう願望もあったりして。
MSCの動画にちょこっと触れてもらえてたけど、あれはMSCの参加作だからこそって感じだからノーカン)
まあこの先また動画作る機会がそうそうあるのか、
あったとしても、カズマさんのお眼鏡に適うようなものをこさえられるのか分かんないけど、
少なくともカズマさんがそこにいてくれれば、いつかきっと…という夢は持ったままでいられますからね。
というかそんな私事はどうでもよくて、
ただ、動画を見てあーだこーだ熱っぽく語ってるカズマさんを見るのが大好きなので、そこにいてほしいのですよ。
無理はしてほしくないしゆっくり休んで欲しいけれど、
けどいつか、またその気になったときは、いつでもひょこっと顔を出して欲しい。
我々ニコマス視聴者が日頃製作者に対して向けているような、そういう心境で待っています。またね。

*1:動画投稿者は今でも遠い存在だと思っているけれど