アイマスクエスト非公開設定の日

4年くらい前に、ニコマスの動画がごそっと消えたことがあって。
その中には、自分にとって特別な存在だった作品なんかもあって。
大きな大きな喪失感の中、
ここにあるアイドルマスターの二次創作動画達は、いつまでもそこにあるものじゃない。
今日明日にでも、突然失われる瞬間が来るかもしれないものだ。
そんな当たり前のことを、改めて深く実感したような記憶があります。
と同時に、その時考えていたのが、まああんまり堂々と書くのもどうなんだって話なんだけど、
アイマスエストもいつか消えちゃうかもしれないから、その前に全話DL保存しとかなきゃ」ってことでした。

しかし、そのうちいつか…と思いながら重い腰を上げないままの状態がずーっと続いていて、


そんな状態のまま、今日、運命の日を迎えてしまったものだから。
私はアイマスエストを見る一切の手立てを失ってしまったのでした。

思えば昨年7月頃に投票所HPがリンク切れになった時から、こういう時が来る可能性は十分考えられたんだろうなあ。
なのに相変わらず何もしないままでいたのは、
怠惰とか油断とか慢心とかそういうアレコレがあったってのもまあそうなんだろうけど、
結局のところ、やっぱりニコマス動画は、アイマスエストはニコニコにあってこそ、ニコニコ上で見てこそみたいな思いがあるから。
だから、保存策へのモチベーションがなかなか上がらないままだったのかなあ……。

ともあれ、削除ではなく非公開設定というのがせめてもの救いではあるけれど、
しばらくの間は、そしてもしかしたら永遠に、アイマスエストという作品をニコニコ上で見ることは出来なくなった
あの感動と興奮に満ちた物語が、愛すべきキャラクター達が、最高のエンターテイメントが、失われてしまったのだ。
なんというか、まだ何を言ったらいいのか、書いたらいいのか分からない。
今までありがとうございました?
ガッカリした・失望した?
また帰ってきてくれると信じてます?
どれもがしっくりこない。何と言葉を紡げばいいのかわからないまま、ただ途方もなく大きな喪失感に包まれている。
更新が止まって2年半経っても、当然のように今でもマスクエはあまりにも特別な存在だったんですね。
「あの頃は凄く楽しみにしてたなー」みたいな過去の思い出として語られるものじゃなくて、
私の中ではまだ現在進行形のエンターテイメントだったんですよ。

いま漠然と思うことが2つ。
一つ目は、例えもう続きの物語が作れないとしても、やっぱり動画は見れる状態のまま残して欲しいなってこと。
ておくれPなりにいろいろ思うところがあってこうしてるのはもちろん分かるけれど、それでも、ね。
世の中には途中まで面白くても未完で終われば台無しとか、完結しない作品に価値は無いとかって声もあるけど、私はそうは思わない。
例え物語の時が止まったままでも、それでもこれまでの124話+αの物語が自分にとって至高のエンターテイメントであることは絶対に変わらないのです。
何より。
光と闇を併せ持つ儚くも凛々しい雪歩に、たくさんの苦しみを乗り越えてきた頼もしく勇ましい真に、ドラクエアイマスニコマスの融合が生んだ奇跡のキャラクター閣下に。
彼女たちが時にぶつかり、時に支え合い織り成す物語の感動に。
ドラクエアイマスの科学融合によって未知のドラマが生まれていく興奮に。
あの魅力的なキャラクターに、物語に、世界観に会えなくなるというのが、単純に寂しい。
それと、年中ツイッターとかで検索かけてると今でも時々、
マスクエを初めて視聴しては「何だこれおもしれー」って興奮してる人がいて、それを見るのが楽しかったので、
そういう可能性が失われちゃうのは残念だなあと。

もう一つは、


1話から最新話までごそっと非表示になる中で、この二本だけ1月7日現在まだ視聴可能なことについて。
総集編は言うまでもないとして、
本編で唯一残してるのがラストコンサート回ってのがこう、いろいろと考えさせられるものがあるなあと。
単純にこれだけ別アカ投稿だからって可能性もあるけど、
にしてもよりにもよって残るのがこの回ってのはあまりにも出来過ぎなので、やっぱり作者の意思であえて残してるんだと思えてならない。
視聴者の多いシリーズの宿命もあって、
アイマスエストも正直なところあんまりマナー良くなかったり容赦なかったりな視聴者が多いので、
2年半更新が止まっていた124話のコメント欄がそうだったように、
唯一コメントを残せるこの2本も今後、罵詈雑言で溢れて見る度に気が滅入っちゃうようになるかもしれない。
でも、それでも。
アイマスエストと、ニコニコ動画と、そして自分とをつないでくれる場所がまだ残されていることが嬉しくて、ちょっとだけ救われた気分になったのです。

とりあえず、今書けるのはこれだけ。

基本的にこのブログでは、
後から後悔しても一度投稿する記事を消すってことはしないようにしてるんですが、
今回はホントに全く気持ちの整理がつかないまま真っ白な頭で書いてたんで、
もしかしたら後々思うところあってこっそり消しちゃうかもしれません。そのときはごめんなさい。

あと、蛇足として。
「Pとこのニコマス 第3回 胡桃坂氏 『【アイドルマスター】<閣下列伝>−プロローグ−』(ておくれP)」
以前書いたクソ長い自分語り記事、もといアイマスエストという作品が自分にとってどういう存在かを書きなぐった記事を貼っておきます。
マスクエが自分にどれだけのものをもたらしてくれたのかを再確認できるように。
動画本編が永遠に見れないままになったとしても、これだけ語りたくなってしまうような素晴らしい作品だったんだってことを残しておくために。