アニメ「アイドルマスター」第7話感想

話の出来が素晴らしいと、それだけ語りたいことも増えちゃいますよね。
ってことで、今回の感想はいつもよりやや長めですw

※ネタバレ含みます

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今回はもう手放しで絶賛したい!

何から書いていいのやら判断が付かず、手の付けようがないので、
思いつくがまま適当に書きなぐっていきますw

やよい


まずはやっぱり、今回の主役のやよい!
なんっていうかもう、全編にわたってとにかく可愛い!
アイマスのアイドルはもちろん全員可愛いんですけど、
なかでもやよいは万人がキュンとくる、可愛さの代名詞的なキャラなんですよねー。
そんなやよいの可愛さが一つ一つのカットにギュッと詰まっていて、とにかく癒されまくりでしたw

でもやよいは、ただかわいいロリキャラってだけじゃない!

今回は家事全般をこなすしっかり者であり、
弟や妹を躾けることができるお姉ちゃんとしての一面が描かれました。
長介を叱るときの演技が凄く上手くて、印象に残ってますw
事務所におけるやよいばかりを見ていたら、
「Pやアイドルなど、765プロのみんなに愛されている妹的な存在」
というイメージが強くなりそうなんですが、本質的にはお姉さんキャラなんですよねー。
個人的にそういう一面がやよいの一番の魅力だと思っているので、
そこを描いてくれた今回は僕にとって最高のやよい回でした。
アイドルとしてステージで歌い踊るやよいも素敵だけど、
家族みんなのためにテキパキと家事をこなすやよいもまた同じくらいに素敵なのです。


でも一方で、年上を相手にしたときに見せるキュートな妹っぷりもいいんだよね!
長介が一向に見つからず、不安に押しつぶされなやよいの前に、
自分にとって頼れる年上であるPが来たときに浮かべたこの安堵な表情…マジたまらん。


何と言っても、長介を見つけたときのやよいの涙がグッときました。
タイトルにもあるように、やよいにとって家族とは何よりも大好きで大切なものなんですよね。
何せアイドル活動自体も、家族のために……というのが大きな動機ですもの。
彼女を語るうえで、家族は最も重要になってくるテーマに違いありません。
だからこそやよい回には、家族の描写は絶対に必要不可欠なのです。

やよいは凄く素直に感情を表現するキャラだけに、
長介を探すときの不安そうな表情が、Pが現れたときの安堵の表情が、
そして長介と再会したときの涙が、ストレートに僕の感情を刺激するのです。
やよいが心から家族を想い、大切にしていることが分かりますからね。


ラストのED、弟や妹に囲まれたやよいの笑顔が最高に輝いていました。
先ほど述べた不安や涙なんかと同様に、
この笑顔もまた本心が素直に表れたものであり、だからこそここまで眩しいのです。
家族と一緒にいるとき、やよいは本当に幸せなんだなーとしみじみしました。
やよいは間違いなく笑顔の天才ですよ、うん。

伊織


「あれ!? 今回って実は伊織回じゃない?
と感じた視聴者も多いくらい、今回伊織は大活躍でしたね!

冒頭で必死に自分を売り込んでいたような、
「やや強引なまでに上昇志向の強いじゃじゃ馬お嬢様」
という一面が伊織のよく目立つ要素であり、
伊織回だった2話はその辺がクローズアップされていた感じでしたが、
今回は別の伊織の一面も見られて凄く嬉しかったです。


特に印象に残ったのが、子供たちと交流している姿
昔からずっと、「伊織がやよいの家を訪れる光景」をよく妄想していたのですが、
(それが実現しただけでも今回は価値のある一話でしたw)
伊織ってやよいや響ほど無邪気なキャラクターってわけじゃないので、
子供たちの勢いに圧倒されて戸惑っちゃうんじゃないかなーって思ってたんです。

……でも蓋を開けてみれば、子供たちと実に楽しそうにふれあい、
しっかり面倒を見ることもできるという素晴らしいお姉ちゃんっぷりを発揮したわけでw
姉としての伊織ってほとんど見る機会が無かったのですが、
まさかこんなに素敵だとは思ってなかったなー。
改めて伊織に惚れ直しましたよ。


そして今回最大の見せ場だった、長介との会話シーン。
てっきり長介はやよいかPが見つけると思ってたんですが、
まさか伊織にその役目を持ってくるとは……大正解だったけどね!

長介と似通う部分もあるものの、
「分からないわ、全然」
「ぶつかっていかなきゃだめ、私はそうしている」
「胸張って前を向け」

なんてふうに言って見せる伊織がカッコいいったらありゃしない。
伊織ってけっこう男っぽい要素もあって、そこもまた素敵な一部分なんですよねw
可愛いくて、綺麗で、そしてカッコよさすら併せ持つ……
様々な魅力が伊織には合って、それをちゃんと描いてくれたのが最高に嬉しかったです。

しかし長介君は絶対伊織に惚れるよね、これw
こんな可愛い子から、こんな素敵な言葉をかけられたら、そりゃもう心奪われるに決まってますよ。


ラストの、Pとのツンデレ的なやり取りにはニヤニヤさせられました。
ツンデレキャラとよく称される伊織ですが、
他の釘宮さんのキャラ等にも見られるようなよくあるツンデレと違って、
伊織には暴力性とか、横暴さとかそういうのは全然ないんですよね。
むしろ行動からは、ちゃんと相手のことを思いやったり、認めたりしている優しさが伺えます。
ただちょっと、言葉では素直になれないだけなんです!
そういうちょっとひねくれた優しさが、伊織の可愛らしい一面だと思っています。
やよいのようなまっすぐな優しさとは、また別の魅力を引き出しているのです。

っていうか、伊織って本当に、やよいに負けないくらいにいい子なんですよ!
例えば今回だって、「セレブなアイドルであること」を自らステータスとしているものの、
貧乏なやよいの家族や、狭いやよいの家のことを決してバカにしたりはしません。
ステレオタイプのイヤミなお嬢様キャラと一緒にしてもらっちゃあ困りますw
最初は誤解されやすいものの、本当は優しさに満ち溢れた女の子であり、
そういう一面に気づくとともに、徐々にその魅力にハマっていくのです。

やよいおり

やよいと伊織、2人の活躍が目立ったがために、
「やよいおり回」とも言われていた今回ですが、
2人の絡み自体はそこまで多くなかったように思えます。
でも絡みはなくとも、今回は鮮やかにやよいおりが描かれた回だったんじゃないかとも思います。

何でそう思ったかというと、やよいおりの最大の魅力だと思っている、
「2人の対比関係」がしっかりと描かれていたから。

伊織の家を見て博物館だと勘違いするやよい。
やよいの家を見て、愛犬の家より小さいと言い放つ伊織。

みんなの世話をし、弟に認められたいと思われる長女のやよい。
兄たちに自分を認めさせたい、末っ子の伊織。

Pが表れた瞬間に、ホッとして笑みを浮かべるやよい。
Pに対して刺々しい態度をとる伊織。

何から何まで正反対なところだらけであり、
でもだからこそ一緒にいるとすっごく魅力的な組み合わせなのです。
直接絡ませずとも、キャラの関係性をしっかりと描いた素晴らしい脚本だったと思います!

響・P

響はやよい・伊織ほど活躍したわけではありませんでしたが、
子供たちと無邪気な遊ぶ姿はすごく響らしくて可愛かったです。
いい歳してヤキニクマンを見ているところもねw
伊織と同じように兄といろいろあるキャラですし、
やよい・伊織ときて、プラスもう一人に響をチョイスした製作陣は分かってますねw
響と兄の関係についてももう少し掘り下げてほしかったんですが、
さすがにそこまで詰め込んだら肝心の話の質が落ちちゃうよなー。

Pは大した活躍はできませんでしたが、
彼の一生懸命な態度が伝わったからこそ、伊織は助けに呼んでくれたのでしょう。
一流プロデューサーとしての実力はこれからつけていけばいいさ。
それと序盤で伊織に言った、
「担当は律子でも、同じ765プロの仲間だから力になってあげたい」
「俺はみんなのプロデューサーのつもり」っていう台詞は凄くグッときました。
このPになら伊織・亜美・あずさ、そして律子を任せてもいいと信じてますよ!

サブキャラ祭り

今回は、昔から名前だけが出てたアイマスワールドの住人が一杯登場して興奮しました。

水瀬家執事の新堂さん。

亜美真美がよく話題に出していたヤキニクマン。

そしてやよい一家全員。(両親は顔出しなしでしたがw)

中でもやっぱり気になったのはかすみちゃん!
やよいほど華はないものの、素朴な感じが凄く可愛いです。
お団子ヘアーもよく似合ってていいですねー。

でもそれ以上に、スポットの当たった長介君がよかった。
やよいへの思いやりにあふれる彼の態度が、高槻家の仲の良さを象徴しています。
将来はきっといい男になるんだろうなぁ。

そんなサブキャラ一同のキャストがEDで表示されて、
「おおー、新堂さんの声優がテイルズの新作でも執事役の人だ!」
「ヤキニクマンがちゃんと串田アキラさん*1! 
しかも番組内に出てきたモブキャラと思われるキャラのCVがyou-i*2表記w」
などいろいろと驚いていたのですが、
一番驚きだったのはやはりハム蔵の声優が中村繪里子さんだったことでしょうwww
春香さんはメインヒロインの座だけには飽き足らず、
メインマスコットの座まで欲しているというのか……


マスコットといえば、何とあの「ののワさん」が登場しましたねw
まあ僕は浩太郎が響の尻を触っていることに夢中で気づきませんでしたがw

次回予告


タイトルからして、次回はあずさ回とみていいかな?
「やよい回なら家族の話!」というのと同じくらい、
「あずさ回なら結婚の話!」というのも鉄板かもしれませんねw

しかし予告を見る限り、真もかなり活躍しそうですね。
今回の伊織くらい恵まれている可能性もおおいにありますw

あずさと真が結婚式関連の仕事
→トラブルに巻き込まれたあずさ、それを追う真
って具合になるのかな?
挿入歌ではやっぱりエージェントがきそうですねー。
いや、あずささんを探して「迷走Mind」の可能性もあるいはw

今週のお気に入りカット


ガルウイング
町の皆にやよいが愛されている光景は、見ていると実に和みますなー。

「三輪車漕いでる響かわえええええ!」とか、
「その響をハム蔵が操縦してるwww」とか、
「ナンバープレートに841、そして『“”に“72”』っておいちょっとまてwww」
とか、いろいろとツッコみどころ満載なカットでした

家事をしてるやよいはどのカットもめちゃくちゃよかったんですが、
中でもこの洗濯物を放り投げるシーンは可愛すぎてヤバい。
次回予告の時点で30回くらいはこのシーンをリピートしてましたからw

ちゃんとアイドルらしく子供たちを喜ばせているのがいいね!
しかし伊織はこの短いスカートでダンスを踊ると下手したら…(ry

ちゃんとやよいが長介の分のもやしを取っておいてあげてます。
こういう細かい演出はすっごくいいですねー。
おかげで、やよいの家族への思いやりがより強く伝わってきました。

*1:過去のCDで、「ヤキニクマン」名義で歌のゲストとして参加した

*2:ラジオ番組で結成された春香・千早・やよいの中の人によるユニットの名前